外交史料館
外務省外交史料館 特別展示
日本とタイ 国交樹立130年
平成29年7月19日

日本とタイは1887(明治20)年9月26日,「修好通商に関する日本国暹羅国間の宣言」調印により,正式な外交関係を樹立しました。その後,両国は政治・経済・文化交流などあらゆる分野で着実に関係を発展させてきました。
2017(平成29)年は,国交樹立130周年の節目の年にあたります。本展示では,日タイ修好130周年を記念して,国交樹立に関する条約書等を中心に,近代における日本とタイとの交流の歴史を所蔵史料によってご紹介します。本展示が日本とタイの相互理解を促進し,友好関係発展の一助となれば幸いです。
(注)1939(昭和14)年以前,タイの国名は「暹羅(シャム)」でした。本展示では,基本的に1939年以前は国名を「シャム」,それ以後は「タイ」と表記しています。
人名の表記は『タイの事典』を参考としていますが,一般に馴染みのある呼称がある場合はそれを優先しています。また,事典に掲載されていないものは,史料の表記をそのまま使用しました。
展示概説と主な展示史料解説
(注)各テーマをクリックすると,展示の概説と主な展示史料の解説が表示されます。
I 国交樹立から修好通商航海条約締結
1887年(明治20年)の両国の国交樹立から修好通商条約締結,公使館の開設及び外交官派遣までの過程を紹介します。
II タイの近代化に貢献した日本人
近代法典編纂に尽力した政尾藤吉,女子教育発展につとめた安井てつ等,タイの近代化に貢献した日本人を紹介します。
III 日タイ関係の緊密化
プラチャーティポック国王の訪日や象の寄贈,戦時下の同盟条約締結など1920年代から40年代にかけて緊密化した両国関係について紹介します。
IV 国交再開~戦後の交流
1952年の国交再開以降の池田勇人総理訪タイ,プミポン国王訪日など両国の戦後の交流を紹介します。
- 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図)
- 開催期間:平成29年7月24日(月曜日)~11月30日(木曜日)
- 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
- 入場無料