イラン・イスラム共和国
日・イラン外相会談
平成30年8月2日
8月2日13時00分(8月2日12時00分,現地時間)から約60分間,ASEAN関連外相会議出席のためシンガポールを訪問中の河野太郎外務大臣は,モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohammad Javad ZARIF, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)と日・イラン外相会談(ワーキングランチ形式)を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,米国による核合意離脱後も,イランが核合意を継続的に履行していることを歓迎,我が国は国際不拡散体制の強化と中東の安定に資する核合意を引き続き支持,地域の安定を実現する上で,イランに求められる行動や役割は重要との趣旨を述べました。これに対して,ザリーフ外相からは,核合意に関するイランの立場を述べました。
2 両大臣は,北朝鮮問題についても意見交換を行い,河野大臣から,引き続き国際社会が緊密に連携していくことが重要である旨述べ,また,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。その他,両大臣は,シリア,イエメン及び湾岸含む中東地域情勢についても意見交換を行いました。
3 また,河野大臣から,来年は日イラン国交樹立90周年を迎える,90年の長きにわたり培ってきた両国の伝統的友好関係を促進する年にしていきたいと述べたのに対し,ザリーフ外相も同意する旨述べました。