イラン・イスラム共和国
サーレヒ・イラン副大統領兼原子力庁長官による安倍総理大臣への表敬
平成27年11月5日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本5日午前9時10分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のアリー・アクバル・サーレヒ・イラン副大統領兼原子力庁長官(H.E. Dr. Ali Akbar SALEHI, Vice President and Head of Atomic Energy Organization)の表敬を受けたところ概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,日本とイランとの伝統的友好関係に言及しつつ,核合意の成立(「1」/「2」)を歓迎し,核合意の着実な履行と,国際原子力機関(IAEA)との協力を期待する旨述べました。これに対し,サーレヒ副大統領から遠心分離機の撤去作業を始めとして既に核合意の履行を開始している,核合意の履行及びIAEAとの協力を着実に進めるので安心して頂きたい旨発言がありました。
2 双方は,原子力分野での協力を始め,岸田文雄外務大臣のイラン訪問時に合意した協力(PDF)を進めていくことについて一致しました。また,安倍総理大臣より,核合意の履行を契機に経済分野も含め二国間関係を飛躍的に発展させたい旨述べたのに対し,サーレヒ副大統領より,イランにおける親日感情に言及しつつ,日本との経済関係の強化につき期待が示されました。更に,安倍総理大臣から,中東の安定と発展のために,地域大国であるイランの一層の役割を期待する旨述べました。
3 サーレヒ副大統領から,安倍総理大臣に対し,ローハニ大統領のメッセージとしてイラン訪問の招請があったのに対し,安倍総理大臣から,適切な時期にイランを訪問したい,またローハニ大統領にも訪日頂きたい旨発言がありました。