トルコ共和国
日・トルコ首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
7月7日午後3時53分から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣はG20出席のため訪問中のドイツ・ハンブルクにおいて,レジェップ・タイップ・エルドアン・トルコ共和国大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOGAN, President of the Republic of Turkey)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
安倍総理から,昨年のクーデター未遂を克服し,困難な時期に憲法改正国民投票の実施に踏み切り,国民の支持を勝ち取ったエルドアン大統領の決断力に改めて敬意を表する,先日のチャヴシュオール外相訪日では両国間の歴史的な友好関係に基づいた多層的な二国間関係の構築で一致しており,我々首脳間の絆も益々強くしていきたい旨述べました。
エルドアン大統領から,安倍総理と再会できて嬉しい,クーデター未遂事案が発生した際にトルコに対して支援を表明してくれた最初のリーダーとして改めて感謝する旨述べました。
2 二国間関係
(1)安倍総理から,様々なレベルで両国民間の交流を深めていきたい旨述べたほか,日本企業のトルコへの関心の高さに言及しつつ,更なる貿易・投資拡大に向けEPAや社会保障協定の交渉を進めたい,宇宙分野における協力促進を含め,今後もトルコにおけるインフラ事業への日本企業の参画を期待する旨述べました。
また,安倍総理から,トルコ・日本科学技術大学設置法のトルコ国内での発効を歓迎し,未来に向けた両国間協力の重要な基盤となる同大学設立に向けた協力を再確認しました。
(2)これに対し,エルドアン大統領から,日本との協力を重視しており,さらなる両国間の経済関係の発展のためにもトルコへの日本人観光客を増やしたい,トルコ・日本科学技術大学は優秀な研究者や学生を一堂に会させる重要なプロジェクトである旨述べました。
3 地域情勢
このほか,両首脳は,北朝鮮や中東情勢について意見交換を行いました。