エジプト・アラブ共和国

平成29年9月12日
河野太郎外務大臣によるエルシーシ・エジプト大統領表敬

 9月12日(火曜日),午前10時(現地時間)から約40分間,河野太郎外務大臣は,訪問中のエジプトにおいて,アブドゥルファッターハ・エルシーシ・エジプト・アラブ共和国大統領(H.E. Mr. Abdel-Fattah El-Sisi, President of Arab Republic of Egypt)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,エルシーシ大統領から,河野大臣のエジプト訪問を歓迎した上で,様々な分野での日本の対エジプト支援について謝意を表明し,教育分野での日本式教育に対する支援拡大や大エジプト博物館建設について今後の運営も含む日本の協力に期待を表明しました。これに対し,河野大臣からしっかり協力したい旨述べました。

2 河野大臣から,昨年2月のエルシーシ大統領訪日を機に,日エジプト関係が,教育分野での協力を含め,飛躍的に発展していることを歓迎した上で,今般,エジプト政府が進める日本式教育のための財政支援として約186億円の円借款を供与する方針を表明しました。また,エジプト日本科学技術大学(E-JUST)での教育・研究機材供与のため約10億円の無償資金協力を供与する方針も伝えました。

3 また,河野大臣は,11日にアラブ諸国の閣僚と史上初の「日アラブ政治対話」を実施したことに触れつつ,日本として中東の安定に向け,更なる役割を果たす考えであり,今後も地域大国のエジプトと協力したい旨述べました。また,北朝鮮情勢について,河野大臣から日本の立場について説明しました。その上で,両国が北朝鮮含む国際社会の諸課題について連携して対応していくことで一致しました。


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