セーシェル共和国
(Republic of Seychelles)
セーシェルにある学校を見てみよう!
セーシェルってどんなところ?

セーシェルは、アフリカ大陸の東にあるインド洋にあり、面積が約460㎢(種子島とほぼ同じ)の島国です。常夏の気候と美しい海に恵まれたリゾート地として知られ、世界で2番目に大きな環礁や、世界最大の実をつける双子ヤシ、ゾウガメなどで有名です。人口は約12万人で、国民の9割がキリスト教徒、公用語は英語、フランス語、セーシェル・クレオール語(注)です。観光業と漁業が盛んで、海洋を保護する取組に力を入れています。
(注)クレオール語
クレオール語とは、もともとは特定の言語ではありません。違う言葉が話されている国の間で取引をしていた商人たちが意思疎通する際に混ざり合ってできた言葉がその子孫に伝わった言語です。世界各地にいろいろなクレオール語があり、セーシェル・クレオール語は、フランス語がもととなった現地の言語です。



セーシェルの学校教育
小学校は6年間、中学・高校を合わせた中等教育は5年間で、小学1年から中等教育4年までの10年間が義務教育です。中等教育では、社会で働く上で必要な技術や知識を身につけることを目的とした職業訓練プログラムが取り入れられ、勉強が苦手な生徒でも学校や職場で学べる環境を整えています。
新学期は1月末に始まり12月上旬に終了します。1年は3つの学期に分かれます。 授業は午前8時00分から午後2時30分、1コマの授業時間は約40分~1時間で、1日6~8コマの授業があります。午前10時頃に約20分の休憩時間があります。給食は、朝食と昼食が無料で提供されます。授業前に読書や授業後にお祈りの時間がある学校もあります。
1クラスの人数は15~30人ほどです。各学年は児童・生徒の学力などによって2つ以上のクラスに分けられることがあります。
学校では、言語、算数/数学、芸術・美術、理科/科学、技術・職業教育、社会、道徳、保健・体育、情報通信技術を勉強します。幼稚園から小学2年生までは授業がクレオール語で行われ、小学3年生からは主に英語で行われます。セーシェルでは観光業が盛んなため、ホスピタリティ(おもてなし)を学ぶ学校もあります。
アンソワヤール・セカンダリー・スクール
マヘ島南部にある公立の中等教育学校です。
学校を訪問するとホスピタリティ部の生徒が出迎えてくれます。生徒たちはおもてなしの心であふれています。





クラブ活動には、バスケットボールやサッカー、バレーボール、芸術、音楽、環境活動、地理、観光、チェス、映画、フランス語などがあります。
授業では、学力の向上に加え、芸術や伝統文化、音楽、ダンスにも力を入れています。伝統文化への理解や、創造力や表現力を深めることができます。
日本のアニメも人気があり、インターネットのストリーミングサービスなどで見る生徒もいます。
休憩中、校内の売店には多くの生徒が集まります。


生徒たちの休日の過ごし方は、友達と遊ぶ、ビーチに行く、買い物をする、ボランティア活動や教会の活動に参加するなどです。
日本とのつながり
2025年1月、北海道大空町の大空高校と高知県本山町の嶺北高校の生徒など約10名が学校訪問をしました。温かく歓迎され、伝統的なダンスやゲーム、芸術などの活動、伝統料理などを通じて交流が行われました。

その後、2025年8月末から9月上旬まで、アンソワヤール・セカンダリー・スクールなど地元の学校の生徒など約15名が、大阪・関西万博の交流のために訪日し、大空高校と嶺北高校を訪問し交流を行いました。両国の生徒にとって大変貴重な交流の機会になったほか、セーシェルの生徒からは、日本の食べ物のおいしさやコンビニエンスストアの便利さ、エレベーターの速さなどに驚いたなどの感想が寄せられました。セーシェルに帰国後も日本の高校生とメッセージアプリで連絡を取り、交流を続けているそうです。
ポーグロー・プライマリー・スクール
マヘ島南部にある公立小学校です。学校全体の生徒数は約240人で、男女比は約半数ずつです。


フィールドホッケーが強く、これまでの大会で優秀な成績を何度も収めています。
学校での態度が優秀な児童を表彰する取組を行い、児童の意欲向上につなげています。





ベロム・プライマリー・スクール
マヘ島西部にある公立小学校です。校舎からは美しい海が見えます。

児童数は約250名です。

年に1回、成績が優秀な児童を表彰する取組を行い、児童の学習意欲の向上につなげています。

児童たちの中では、ゲームやロールプレイ、グループワーク、サッカー、空手、ダンスなどが人気です。きれいに整備されたバスケットコートもあります。
児童たちが自ら育てる植木鉢やガーデン、車のタイヤやドラム缶を再利用し設置したオブジェ、卒業生が描いた壁画などがあり、校内の美化に努めています。


自然が豊かな場所にあるため、教室での学習に加え、学校近くの森や滝などの実際の自然環境の下で勉強するフィールド・ワークも行われています。



車椅子で通う児童のことを考えた授業を行っているほか、校内には車椅子用のスロープもあります。
フランス語の先生には、フランスの国際機関から派遣されたフランス人の教員助手もいます。
小学校には幼稚園もあります。


(雨水を植物用の水として再利用)


学校生活の様子を見てみよう!