モロッコ王国
(Kingdom of Morocco)
モロッコにある学校を見てみよう!
モハメド・ベンアブダラ学園
モロッコでは、日本と同じく小学校6年間、中学校3年間、高校3年間を基本として学びます。
今回紹介するモハメド・ベンアブダラ学園は、1946年に昔の王朝の都フェズで設立された、モロッコで最も歴史ある私立教育機関の一つです。現在、フェズ、サレ、テマラの3都市に学校があります。

今回取材した、モハメド・ベンアブダラ学園サレ校には、就学前教育から高校まで916名の児童・生徒が在籍しています。市中心部にあるサレ校は、主に中低所得層の家庭出身の児童・生徒に対し、質の高い教育を提供しています。高校生の授業は月曜日から金曜日の午前8時15分から午後4時まで行われます。
様々な課外活動、そして、学校や家族をはじめ、地域の人たちなどと、みんなで協力してよい教育のために力を合わせて、豊かな学校生活を可能にしています。サレ校は海の近くにあり、その立地を生かしてカヤック体験などのアクティビティが行われています。
イスラム教の祝日で、ラマダン月(日の出から日没までの間、断食を行う)の終了を祝う大きな祭です。
同校は、持続可能な未来への取り組みとして、国際的な「エコスクール」認証を取得しています。この認証は、環境にやさしい学校であることを示していて、ラバトのフランス学院、オーストリア政府認定のドイツ語能力検定試験センターなどの国内外の様々な機関とも連携して数多くのプロジェクトを実施しています。また、芸術プロジェクトにも力を入れていて、アートスペースなど芸術に関係する学校以外の団体と一緒に活動もしています。
モハメド・ベンアブダラ学園の教育方針
新しいアイディアで、いろんな角度からの学びを可能にするため、モハメド・ベンアブダラ学園では児童・生徒のみんなが自分で考えて学ぶことができるようにしています。特に、校内で開催される書き取りチャレンジや数学オリンピックなどのコンテストは児童・生徒のもっと学びたいという気持ちを応援します。また、デジタル教育、ひとりひとりに合った教え方、困っている児童・生徒への特別なサポートプログラムもあります。
モハメド・ベンアブダラ学園はいろいろな文化にふれることを大切にしています。特に、様々な言語を話すモロッコでは、言語力を高めるため、アラビア語、フランス語、英語の三つの言語の授業があります。さらに、演劇、合唱、ディベート(お互いの意見を話し合って、自分の考えを伝えること)を通じて、表現する力を伸ばし、音楽、美術の授業では感じる力を育てます。
日本との関係
モハメド・ベンアブダラ学園は、日本と一緒に取り組むことも始めました。先日、日本文化を紹介するイベントを開き、日本の立命館大学、ラバトのムハンマド5世大学、そして今回紹介したモハメド・ベンアブダラ学園のサレ校の生徒が集まり、みんながそれぞれの国の文化を学びました。生徒はお互いの文化を学ぶことで、新しい考え方を見つけることができ、モロッコと日本の友好関係がもっと深まりました。

小・中・高で通う年数は日本と同じなんだね