エジプト・アラブ共和国
(Arab Republic of Egypt)
エジプトにある学校を見てみよう!
特活を始めとした日本式教育を推進する学校

ギザにあるエジプト日本学校(Egypt-Japan School、以下EJS)シェイクザイード校は、幼稚園から中学校までの公立校です。全校児童・生徒は約360人、1クラスあたりの児童・生徒数は25人~40人程度で、現在は幼稚園から中学2年生まで全11クラスあります。
先生は、それぞれ自分の得意な教科を教えますが、クラスごとに「特活(特別活動)」という時間を担当する先生がいて、その先生が朝の会や帰りの会、休み時間のみんなの様子を見てくれます。
EJSとは?
エジプトの教育制度は基本的に日本と同じです。小学校(6年間)、中学校(3年間)、高校(3年間)、大学(4年間)があり、義務教育は小学校と中学校の9年間です。
今回紹介するのは、EJSです。2018年にできた学校で、今はエジプト国内に69校あります。
「日本学校」という名前ですが、全校児童・生徒も先生もエジプト人です。日本式教育(日本の学校のやり方)を取り入れていて、毎日の朝の会・帰りの会や、昼食後の掃除の時間などが日本の学校ととても似た1日の流れで生活しています。また、「特活(特別活動)」という授業があり、学級会や委員会活動も行われています。EJSでは、どの学校でも同じ制服を着ています。幼稚園が水色、小学生は赤色、中学生は青色です。
EJSにおける日本の協力
2016年に、日本とエジプトの間で「エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)」が結ばれました。これにより、保育園・幼稚園から大学まで、エジプトのいろいろな学校に日本式教育が取り入れられています。掃除や学級会などの特別活動、運動会などの学校行事といった、日本ならではの活動をエジプトのこどもたちに伝えるために、日本の学校で長い間働いていた元先生が働いています。また、JICA海外協力隊員が働いている学校もあります。
毎日の授業と学校行事
授業は日曜日~木曜日までの5日間行われます。時間は、午前8時20分から午後3時10分までです。勉強する科目は、英語、アラビア語、算数/数学、社会、理科、体育、音楽、美術、コンピューター、宗教、特活(特別活動)などがあります。
授業は、幼稚園・小学校低学年は1回40分、小学校高学年・中学校は1回50分です。また、ラマダン期間(イスラム教において日の出から日没まで食事や飲み物をとらない断食をする期間)の約1ヶ月は、授業時間が短くなり、下校時間も2時間早まります。
EJSでは、1年を通していろいろな学校行事が行われています。例えば、日本の「文化の日」に合わせて「ジャパンデー」というイベントがあります。日本語で自己紹介する練習や発表、おにぎり作りの体験、折り紙での作品作りなど、日本語や日本文化を体験します。運動会は日本と同じやり方で行われ、学年やクラス関係なく2~4チームに分かれ、リレーや綱引き、玉入れなどの競技に取り組み、優勝を目指してがんばります。
休み時間の様子
日本のような給食制度はないため、みんな家からお弁当を持ってきてお昼に食べます。サンドウィッチや野菜、果物が中心です。お昼ごはんを食べた後は、友だちと校庭で遊んだり、教室でお話ししたりして過ごします。エジプトではサッカーが大人気です。校庭が広くないため、休み時間は決まった曜日ごとに順番で校庭を使い、サッカーを楽しむ生徒がたくさんいます。また、掃除の時間が10分あります。ほうきやモップを使って、自分の教室や机、廊下をきれいにします。
学校の様子を見てみよう!