カナダ
(Canada)
カナダにある学校を見てみよう!
モントリオール編
カナダの教育制度はどうなっているんだろう?
カナダにはフランス語と英語の2つの公用語があり、10州と3つの準州があります。フランス語を話す人はカナダ全国にいますが、ケベック州だけはフランス語が唯一の公用語として、とても大切にされています。6歳から16歳までが義務教育で、公立学校は無料です。小学校は1~6年生で、その後5年間の中学校に通い、さらに高校卒業と大学の間に、大学進学の準備や専門的な職業訓練を学ぶ「CEGEP(セジェップ)」という学校に進むこともできます。セジェップには2年または3年のコースがあり、その後大学へ進むこともできます。
ポール・ブルシェジー小学校
今回ご紹介するポール・ブルシェジー小学校は1922年に設立され、100年以上の歴史があります。にぎやかでフランス語の文化にあふれたモントリオールの中心にあります。学校には372人の児童たちが通い、各クラス18~26人ほど。児童たちは学校の近くに住んでいて、歩いたり自転車で通ったりします。今回は6年生のクラスを訪問しました。

移民のこどもたちも多いですが、ほとんどの児童はフランス語が母語なので、言葉の問題はありません。週に2時間だけ第2言語として英語の授業があります。さらに、仮装や年末のお祭り、教会でのクリスマス合唱会、ハロウィンパーティーといったイベントが年に20回ほどもあり、とても充実しています。

授業の様子
授業は8時15分~15時35分で、水曜だけ1時間早く終わります。お昼の時間は1時間20分、午前と午後にそれぞれ15分ずつの休み時間もあります。また、毎朝15分と昼食後の15分は読書の時間です。


教室では黒板とチョークではなく、大きなタッチ式の電子ボードを使い、先生は画像や動画を見せながら授業をします。ケベック州の小学校では、少なくとも2つの芸術分野を学ぶことになっており、ポール・ブルシェジー小学校では音楽、図工、演劇などの授業があります。音楽では木琴やギターを学ぶことができ、みんなで楽しく演奏します。
また、月曜日の午前中には科学館の見学などスクールバスで校外学習にも行きます。
こどもたちの生活の様子
学校では、児童たちのよい行動を認め促す「いいことチケット」があります。友だちを助けたり、協力したり、がんばったりするとチケットをもらえます。みんながもらったチケットは大きな箱に集められ、年に何回かくじ引きが行われ、当たった児童は先生と一緒にアイスクリームを食べに行くなど、いろいろな楽しいごほうびをもらいます。反対に忘れ物や迷惑な行動をすると「おっと!チケット」をもらい、それを家族に見せる必要があります。もっと悪い場合は「赤チケット」が出され、学校の相談員と個別に面談しないといけません。
また、学校では上の学年の児童が下の学年の児童を助けるチューター活動もあり、みんなが協力して楽しい学校生活を送れるように工夫されています。


休み時間は雨の日以外、校庭で遊びます。夏はサッカーやバスケ、そしてボールを壁に投げて遊ぶ「バル・オー・ミュール」などを楽しみます。冬はそりや雪のかまくら作り、ホッケーなど、雪国ならではの遊びがいっぱいです。スマートフォンやゲーム機の持ち込みは禁止ですが、年に1日だけそれらを持ってきてもよい特別な日があり、児童たちはとても楽しみにしています。
また、多くの児童たちは日本の文化にも興味があり、お寿司や日本のビデオゲーム、アニメやマンガがとても人気です。
お昼休みや放課後は、先生ではなく外部のスタッフが児童たちを見守る有料のサービスがあります。利用せず家に帰ってお昼を食べることもできます。放課後サービスでは毎週、こどもたちが別の学年や生活に困っている人たちに届けるために食事を作る活動も行われています。

学校の様子を見てみよう!