安倍総理大臣

平成25年11月18日
(写真提供:内閣広報室)

 本18日午後3時50分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省の招へいにより来日したバングーラ紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表(Her Excellency, Ms. Zainab Hawa Bangura, Special Representative of the Secretary-General on Sexual Violence in Conflict)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理から,バングーラ特別代表の来日を歓迎するとともに,同代表の取組に敬意を表する旨述べました。また,世界各地の紛争で性的暴力が後を絶たないことは看過されるべきではないと述べるとともに,性的暴力防止のためのこれまでの日本の支援について説明しました。これに対し,バングーラ特別代表より,9月の国連総会において総理が女性を巡る話題を大きく取り上げられたことを高く評価すると述べた上で,同特別代表の取組に対する総理の力強い御支援に感謝する,日本が戦後復興の過程で様々な課題を克服してきたことは,多くの途上国にとって模範例であり,途上国との架け橋になり得る旨,また,紛争下の性的暴力に直面する国々からの政治的コミットメントを引き出すことも期待している旨述べました。

2  また,安倍総理から,国連総会で述べたとおり,平和・安全保障分野での女性の参画・保護を含む3分野で,今後3年間で30億ドル超のODAを実施する旨述べたことに触れ,性的暴力防止の分野における我が国のこれまでの支援や今後の取組につき,説明しました。これに対し,バングーラ特別代表は,同特別代表事務所は,日本が安保理非常任理事国だった時に安保理で採択された決議に基づいており,日本のその際の支援に感謝する旨述べ,日本が安保理に早期に戻ることへの期待を表明しました。

3 最後に,安倍総理とバングーラ特別代表は,緊密に連携し,紛争下の性的暴力への対処を強化していくことで一致しました。


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