岸田外務大臣

平成25年10月15日
1.10月11日(金曜日),外務省において,第1号のユース非核特使の委嘱を受けた高校生平和大使の代表7名が,岸田大臣を表敬しました。
 
2.同代表7名は,国連欧州本部(於:ジュネーブ)において,過去最多の約19万5千人分の核廃絶の署名を提出するとともに,被爆体験の悲惨さや世代間で語り継ぐことの重要性について英語でスピーチを実施した旨,岸田大臣に報告しました。
 
3.岸田大臣からは,ユース非核特使第1号として,みなさんの活動は非常に心強く感じるとともに,被爆者の高齢化が進む中で,みなさんのような若い世代が『核兵器のない世界』に向けて取り組んでいくことがますます重要になっている,と述べました。
 
(参考1)高校生平和大使
1 1998年5月,核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインド及びパキスタンによる核実験を契機とし,「ながさき平和大集会(現:高校生平和大使は派遣委員会)」に参加する平和団体が長崎の声を伝えるために「高校生平和大使」を国連に派遣した。
2 1998年以降,毎年,高校生平和大使は国連を訪問し,核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えている。2001年からは毎年,核廃絶を求めて高校生が集めた署名を国連欧州本部(於:ジュネーブ)に届ける取組み(高校生1万人署名活動)を続けており,今回過去最多の約19万5千人分の署名を集め,これまでに届けた署名は100万筆を超えた。
3 本年6月に岸田大臣が立ち上げた「ユース非核特使」の第1号として,7月に広島において,8月に長崎において,第16代高校生平和大使20名に対して大臣自ら委嘱状を授与。
 
(参考2)ユース非核特使
被爆者の高齢化が進んでいることに鑑み,被爆の実相を国際社会及び将来に伝えるとの基本政策を今後とも効果的に継続するためには次世代(若者)への継承が必要との認識の下,概ね高校生以上30歳未満の若者が軍縮・不拡散分野における活動・研究等の成果を発表する際に「ユース非核特使」として委嘱することで活動を後押しする制度。これまでに,計21名に対して「ユース非核特使」を委嘱。

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