国際社会における法の支配

平成29年2月2日

 本2日午後5時20分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のウラジーミル・ゴリツィン国際海洋法裁判所所長(Dr. Vladimir GOLITSYN, President, International Tribunal for the Law of the Sea (ITLOS))による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理大臣より,ゴリツィン所長の訪日を歓迎する,昨年20周年を迎えたITLOSに祝意を表する旨述べました。また,シャングリラ・ダイアローグにおいて「海における法の支配の三原則」を提唱したことに触れつつ,日本は海における法の支配を重視している,ゴリツィン所長のリーダーシップの下,海洋を巡る紛争の平和的解決にITLOSが重要な貢献を行ってきたことを評価している,我が国は今後もITLOSへの協力を惜しまない,海における法の支配の貫徹に向け,ITLOSがますます重要な役割を果たすことを期待する旨述べました。

2 ゴリツィン所長からは,ITLOSは国際法の下で法の支配を促進する主要な機関の一つである,その使命を果たすべく20年間最善を尽くしてきた,そうした過去の上にITLOSは未来に向かって果たすべき自らの役割について思いをいたし,国際社会における,気候変動,エネルギー問題,国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ)等の新しい課題にしっかり取り組んでいきたい,日本出身の柳井俊二裁判官の助言も受けつつ,所長としての職責を果たしていきたい,と述べました。

3 さらに,安倍総理大臣より,自分としても各国が法秩序を守っていくことの重要性を訴えていきたい,様々な判断事例の積み重ねが地域や世界全体の繁栄と安定につながると考える,と述べました。


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