人道支援
マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁による岸外務副大臣表敬
平成28年11月8日


1 11月8日(火曜日)午後5時10分から約30分間,岸信夫外務副大臣は,ペーター・マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁(Mr. Peter Maurer, President of the International Committee of the Red Cross)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
2 冒頭,岸外務副大臣から,中東地域等の紛争地域の前線で人道支援活動を行うICRCに対する敬意を表するとともに,本年のTICAD VI参加への謝意を表し,現下の世界各地における人道状況に鑑み,本年5月のG7伊勢志摩サミットで日本は議長国として難民支援(PDF)をとりあげ,先般の国連総会においても難民・移民への人道支援について表明しており,日本は今後もICRCと緊密に協力し人道支援を積極的に行っていきたい旨述べました。また,長期化する人道状況に対処するためには人道と開発の連携が重要であり,ICRCとはこの分野でも協力していきたい旨述べました。
3 これに対し,マウラー総裁から,日本政府によるこれまでの多大な支援を深く感謝する,ICRCは難民や国内避難民,紛争被害者を支援するため引き続き日本政府に協力していきたい,人道と開発の連携については,JICAとも議論をおこなったところであり,フィールドにおける安全確保に向けた情報交換を含め,今後取り組んでいきたい等述べました。