人道支援
グランディ国連難民高等弁務官による安倍晋三内閣総理大臣表敬
平成28年3月1日

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本1日午後3時15分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo Grandi,United Nations High Commissioner for Refugees(UNHCR))による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,新たに就任したグランディ国連難民高等弁務官の訪日を歓迎するとともに,日本は人道支援の中核機関であるUNHCRを重視しており,人道支援を一層拡充するとともに,開発支援とも連携させていく旨述べました。そして,グランディ国連難民高等弁務官とも協力しつつ,国際社会の責任ある一員として貢献することとし,中東,欧州,アフリカ,アフガニスタン及びパキスタンにおけるUNHCRの難民や国内避難民支援事業のために約1億2,000万ドルを支出する旨述べました。また,日本人職員の更なる活躍とともに,日本のNGOや企業との連携促進を要請しました。
2 これに対し,グランディ国連難民高等弁務官から,重要なパートナーたる日本からの支援に対して謝意を述べるとともに,G7議長国かつ安保理非常任理事国であり,中東諸国からの信頼が厚い日本への政治的なリーダーシップを期待するとともに,難民危機が長期化していることに鑑み,人道支援を実施するとともに開発支援と連携させるべく,引き続き,日本と協力していきたい旨述べました。