アフリカ開発会議(TICAD)
阿部外務副大臣のTICAD7公式サイドイベント
「女性の健康と権利が最優先~アフリカにおけるUHC達成に向けて~」の出席
本29日,午前10時30分から約35分間,阿部俊子外務副大臣は,国連人口基金,国際家族計画連盟,ジョイセフ主催TICAD7公式サイドイベント「女性の健康と権利が最優先~アフリカにおけるUHC達成に向けて~」に出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 阿部副大臣は冒頭の挨拶の中で,「日本は国際保健を外交の柱の一つとして積極的に推進してきており,TICAD7においても,国際保健をアフリカ開発の議論の柱のひとつとして位置づけ,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に注力している」と述べました。
2 また,「日本の推進するUHC,女性が輝く社会を実現するにはエンパワーされた健康な女性の存在と,それを推進する人々の存在が欠かせない」と述べるとともに,国際機関やNGOと手を携え,女性の健康と権利を最優先にすべく,連携し,パートナーシップを推進していくことを強調しました。
3 その後に行われたパネル・ディスカッションでは,特に性と生殖に関する健康と権利(SRHR)推進について,参加者の間で意見が交わされました。
- 国連人口基金(UNFPA)(PDF)
[参考1]アフリカ開発会議(TICAD)
1993年の東京開催以降,日本政府が主導し,国連,国連開発計画(UNDP),アフリカ連合委員会(AUC)及び世界銀行と共催しているアフリカの開発をテーマとする国際会議。第7回首脳会合は2019年8月28日から30日に横浜市で開催。
[参考2]ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(PDF)
全ての人が生涯を通じて,必要な時に基礎的な保健サービスを負担可能な費用で受けられること。
[参考3]性と生殖に関する健康と権利(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:SRHR)
性と生殖に関する身体的,精神的,社会的な健康及びその権利。人が安全で満ち足りた性生活を営み,結婚をするかしないか,子どもを産むか産まないか,産むなら何人産むかを自分自身で決められること。