国連外交

令和2年10月27日

 10月27日、午前8時45分頃から約10分間、菅義偉内閣総理大臣は、アントニオ・グテーレス国連事務総長(H.E. Mr. António Manuel de Oliveira Guterres, Secretary-General of the United Nations)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭、菅総理大臣から、所信表明演説にて2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにし、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言した旨述べた上で、グテーレス事務総長が主導する気候野心同盟に日本も参加する旨表明しました。これに対し、グテーレス事務総長から、演説で示された果敢な決断を心から歓迎し、高く評価する、完全に支持する旨述べました。

2 菅総理大臣から、日本は、COP26に向けて、イノベーションを通じて「環境と成長の好循環」を加速し、パリ協定が目指す脱炭素社会の実現のため、引き続き国際社会をリードしていく旨述べました。グテーレス事務総長から、日本のリーダーシップを心強く思い、感謝する旨述べました。

3 また、菅総理大臣は、新型コロナウイルスにより、人間の安全保障が脅かされており、引き続き国連と協力し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進し、世界的な新型コロナウイルス対策を支援していく旨述べ、両者は協力を推進していくことで一致しました。


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