国連外交

令和2年9月24日
 9月24日、午前8時前から約20分間、菅義偉内閣総理大臣は、アントニオ・グテーレス国連事務総長(H.E.Mr. António Manuel de Oliveira Guterres, Secretary-General of the United Nations)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭、グテーレス事務総長から、総理大臣就任についての祝意が述べられました。これに対し、菅総理大臣から、就任に際する祝辞に謝意を述べた上で、総理就任後、早期に会談が実現したことを歓迎しました。また、菅総理大臣から、日本は多国間主義を重視し、「自由で開かれたインド太平洋」を通じた法の支配の実現を目指しており、これらについて緊密に連携していきたい旨述べました。

2 両者は、新型コロナウイルス感染症に関する取組について意見交換し、引き続き連携していくことを確認したほか、平和構築、開発、気候変動を含む幅広い分野で連携していくことで一致しました。グテーレス事務総長からは、新型コロナウイルス感染症に対する国際的な日本の貢献について、改めて評価の意が述べられました。また、両者は、国連における日本人幹部職員の増加に向けた協力で一致しました。

3 菅総理大臣から、北朝鮮の拉致問題の早期解決に向けて、引き続きの理解と協力を求めました。グテーレス事務総長からは、全面的な支持が示されるとともに、非核化を進めることの重要性が強調されました。


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