宇宙

国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)

平成25年7月5日

  • (写真)国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)1
  • (写真)国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)2

1.国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)の概要

  • (1)1959年開催の第14回国連総会は「宇宙空間の平和利用に関する国際協力」と題する決議を採択し,宇宙空間平和利用委員会(COPUOS: Committee on the Peaceful Uses of Outer Space)を常設委員会として設置しました。
  • (2)COPUOSは,宇宙空間の研究に対する援助,情報の交換,宇宙空間の平和利用のための実際的方法及び法律問題の検討を行い,これらの活動の報告を国連総会に提出することを任務としています。現時点の構成国は日本を含む74か国です。
  • (3)COPUOSの下には,科学技術小委員会及び法律小委員会が設置されています。COPUOSと2つの小委員会は,それぞれ年1回ウィーン(オーストリア)において開催されます。
  • (4)近年,民間企業も含めた各国の宇宙活動が多様化,活発化し,宇宙技術の利用が人々の生活や経済・社会に深く関わってきており,COPUOSは,宇宙空間の平和利用を進めるために,地上における人材育成から宇宙空間における環境保全まで,宇宙に関する幅広い分野の議論を行っています。
  • (5)第55会期から2年間,堀川康独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術参与が,日本人として初めて議長を務めています。
  • (6)第56会期のCOPUOS本委員会 は2013年6月12日から 21日までの日程で開催されました。審議結果概要はこちらをご覧ください。

2.科学技術小委員会

  • (1)科学技術小委員会においては,専門的な見地から科学技術面における国際協力に関する検討を行っており,スペース・デブリ(宇宙ごみ)低減ガイドライン等が作成されました。また最近では,各種パネル・セミナーの開催等も行っています。
  • (2)近年の主な議題としては,宇宙活動の長期的持続可能性,スペース・デブリに関する技術的検討,自然災害管理,リモートセンシングの利用,原子力電源(NPS)の利用に関する技術的検討等が挙げられます。
  • (3)第50会期科学技術小委員会が,2013年2月11日から22日までの日程で開催され,「宇宙活動の長期的持続可能性」の議題等に基づいて活発な議論が行われました。また,現存する観測機関等により構成される「国際小惑星警報ネットワーク(IAWN)」及び宇宙活動国の宇宙機関を中心に構成される「宇宙ミッション計画アドバイザリーグループ(SMPAG)」の設置が勧告されました。

3.法律小委員会

  • (1)法律小委員会においては,専門的な見地から宇宙活動により生ずる法律問題に関する検討を行っています。これまでに,宇宙条約(月その他の天体 を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約),宇宙救助返還協定(宇宙飛行士の救助及び送還並びに宇宙空間に打ち上げられた物体の変換に関する協定),宇宙損害責任条約(宇宙物体により引き起こされる損害についての国際的責任に関する条約),宇宙物体登録条約(宇宙空間に打ち上げられた物体の登録に関する条約),宇宙物体登録勧告等が,法律小委員会において作成されました。
  • (2)近年の主な議題としては,宇宙5条約のステータスと適用,宇宙の平和利用に関する各国の国内法制やスペース・デブリ低減に関する情報交換,国際協力メカニズムのレビュー等があります。これらの検討の背景には,民間による宇宙活動の機会の増加や海上からのロケット打上げなどといった,従来の形態とは異なる宇宙活動が行われることとなったことがあります。
  • (3)第52会期法律小委員会が,2013年4月8日から19日までの日程で開催され,スペース・デブリ低減に向けた各国国内措置に関する情報交換等が行われました。
このページのトップへ戻る
宇宙へ戻る