※NGO:非政府組織(Non-Governmental Organizations)
平成14年度に実施したプログラム全体の反省をし、年度初めに掲げた3ヵ年の目標と照らし合わせ、達成できたこと、できなかったことの見直し、および今年度の成果を踏まえて、来年度に取組むべき問題について、本研究会への参加者で集まり検討する。 |
各ワークショップからの報告 | ||
協議事項 | ||
(1) | 当初の3ヵ年計画の目的との照合・実績評価 | |
(2) | 今後の課題・来年度の研究会のテーマ | |
質疑応答 |
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ワークショップ報告 |
協議事項 |
1) | 各団体におけるプロジェクト運営の質をさらに向上させ、複数の団体の協力によるプロジェクト実施に備えること |
2) | 持続可能な農業技術を通して農業生産性を高めるなど、現場レベルでの成果を生み出すための知識・技術を習得すること |
3) | 住民参加協力/手法をフィールドにて獲得することで、ニーズ把握、それに即したプロジェクトの実践を行う力を補強すること |
4) | ネットワークの更なる強化・拡大を図ること |
1) | 昨年度に引き続き、住民参加の手法であるPRAをネパールにて学習し(昨年度はインドにて)、参加グループのなかではそれぞれが活動するプロジェクト現場(ネパールやフィリピンなど)で実践するケースが増えている。 |
2) | 持続可能な農業技術に関する知識を得るだけでなく、今年度は千葉県の有機農業グループの協力を得て、ぼかしなどの技術を使った堆肥づくりの現場を訪問するなど、より実践的な学習を行うことができた。 |
3) | JANARDに参加するグループが地方での研究会開催を通じて、設立当初の14団体(2000年12月)から29団体(2002年4月現在)に増え、ネットワークが着実に広がっている。 |
1) | PRA指導者養成 |
2) | 農村経営についてより専門的な知識や手法を学ぶ。国際機関との連携も視野に入れる。 |
3) | メンバー団体によるコンソーシアムをつくり、連携プロジェクトの実践をめざす。 これらを確認した上で以下のような意見交換を行った。 |
1) | パーマカルチャー初中級編 |
2) | アヒル農法による稲作栽培 現在、岡山県にて実験を行っている研究者を講師に招いてはどうか。 |
参考文献 |
□ | PRA関連 |
「入門社会開発:国際開発ジャーナル社、1995」 「続・入門社会開発:国際開発ジャーナル社、2000」 「社会調査ハンドブック:日本経済新聞社」 「農村開発調査入門:菅野哲哉、アイ・シー・ネット株式会社」 「第三世界の農村開発:ロバート・チェンバース、明石書店、1995」 「参加型開発と国際協力―変わるのはわたしたち:ロバート・チェンバース、明石書店、2000」 「Participatory Training Methodology ―A Process and Content for Empowerment:M.C.Raj、REDS」 |
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□ | PCM関連 |
「参加型開発の方法論レジュメ:PCM手法を通して参加型プロジェクトを考える:源由理子 「小規模社会開発プロジェクト評価:アーユス、NGOプロジェクト評価法研究会編、国際開発ジャーナル社、1995」 「開発援助のためのプロジェクト・サイクル・マネジメント:財団法人 国際開発高等教育機構、1993」 |
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□ | NGO関連 |
「未来・学び・NGO:新評論、2001」 「被抑圧者の教育学:パウロ・フレイレ、亜紀書房、1979」 「NGOの時代:熊岡路矢、めこん、2000」 「医者 井戸を掘る アフガン旱魃との闘い:中村哲、石風社、2001」 |
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□ | 開発関連 |
「国際開発の地域比較:狐崎知己、2000」 「エンパワーメントの女性学:織田由紀子ほか、有斐閣、1995」 「地球文明の未来学」ヴヴォルフガン・ザックス2003、新評論 |