国連外交
岸田外務大臣とグテーレス国連事務総長との会談
平成29年7月17日
現地時間本17日,午後4時30分(日本時間18日午前5時30分)から約40分間,ハイレベル政治フォーラム会合出席のためニューヨークを訪問中の岸田文雄外務大臣は,アントニオ・グテーレス国連事務総長(H.E. Mr. Antonio GUTERRES, Secretary General of the United Nations)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣から,グテーレス事務総長が進める(1)平和と安全,(2)持続可能な開発,(3)マネージメント分野における国連改革プロセスに注目しており,日本として協力したい旨述べるとともに,持続可能な開発目標の主流化に向けてグテーレス事務総長と協力したい旨述べました。
2 また,岸田大臣から,北朝鮮について,新たな段階の脅威であり,今は圧力の強化が重要,より厳しい措置を含む新たな国連安保理決議の採択が重要である旨述べ,グテーレス事務総長の理解と後押しを求めました。双方は,引き続きこの問題について協力していくことを確認しました。また,岸田大臣は,拉致問題の早期解決に向け,国連の協力を求めました。
3 さらに,岸田大臣から,安保理改革を含む国連改革の重要性を指摘し,双方は,国連改革について今後とも緊密に協力していくことを確認したほか,軍縮・不拡散等についても意見交換を行いました。