国連外交

令和7年8月21日
ラクロワ事務次長と握手する英利政務官

 8月21日、午前11時30分から約25分間、英利アルフィヤ外務大臣政務官は、訪日中のジャン=ピエール・ラクロワ国連平和活動担当事務次長(Mr. Jean-Pierre Lacroix, Under-Secretary-General for Peace Operations, the United Nations)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、英利政務官から、国際状況が厳しくなる中において、国連、とりわけ国連PKOにおけるDPOの役割の重要性を強調し、日本としてもしっかり役割を果たしていきたい旨述べました。
  2. これに対し、ラクロワ事務次長から、国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)を含む日本の国連平和維持活動への貢献に対する謝意を述べた上で、国連における最近の諸改革について紹介があり、引き続き日本との協力を強化したい旨述べました。
  3. この他、双方は、地雷除去に係る取り組みにおける協力や国連機関における邦人職員の増強に向けた取組等につき意見交換を行いました。

(参考)国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)

 国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。平成26年に国連で開催された第1回国連PKOサミットにおいて、安倍総理大臣(当時)がTPP創設の契機となったPKO早期展開への支援を表明して以来、日本は、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、旗振り役としてこの枠組みを推進。


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