女性
岩屋外務大臣の女性・平和・安全保障(WPS) フォーカルポイント・ネットワーク・ハイレベル・サイドイベント出席
令和7年9月24日


現地時間9月24日午前11時(日本時間25日午前0時)から約35分間、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の岩屋毅外務大臣は、女性・平和・安全保障(WPS)フォーカルポイント・ネットワーク・ハイレベル・サイドイベントに出席したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、WPSフォーカルポイント・ネットワークの2025年共同議長として岩屋外務大臣及びエスペン・バット・アイデ・ノルウェー王国外務大臣(Mr. Espen Barth Eide, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Norway)、並びに同ネットワークの事務局としてシマ・サミ・バフース国連女性機関(UN Women)事務局長(H.E. Ms.Sima Sami Bahous, Executive Director of UN Women)、またネトゥンボ・ナンディ=ンダイトワ・ナミビア共和国大統領(Hon. Netumbo Nandi-Ndaitwah, President of the Republic of Namibia)が開会の挨拶を行いました。
- 岩屋大臣は、挨拶において、2025年は女性・平和・安全保障(WPS)に関する国連安保理決議第1325号の採択から25周年であり、この記念すべき年に、ノルウェーと共に共同議長としてWPS・フォーカルポイント・ネットワークのハイレベルイベントを開催できることを嬉しく思う旨述べた上で、不確実性が増す今日の国際社会において、WPSの実施がこれまでになく重要となっている旨を強調しました。そして、岩屋大臣は、「日本はフォーカルポイント・ネットワークの共同議長としての経験を活かし、今後もWPSを外交政策の主要な柱の一つとして力強く推進し、WPSの国際的な推進に一層貢献していく」と述べました。
- 続いて、出席メンバーによるステートメントが行われ、それぞれからWPSの推進に向けた取組の紹介及びコミットメントの表明がありました。
(参考1)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年、国連安全保障理事会において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した、女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。
(参考2)WPSフォーカルポイント・ネットワーク
WPSフォーカルポイント・ネットワークは、WPS推進のための国連加盟国間の最大のネットワークで、教訓や好事例を共有する。政府以外にNATO、OSCE、AU、ASEAN等の地域機構も参加。2025年9月現在、96か国・10地域機構の合計106のメンバーが参加。