フランス共和国

平成30年1月26日
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本26日,午後6時25分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジャン=イヴ・ル・ドリアン・フランス共和国欧州・外務大臣(H.E. Mr. Jean-Yves Le Drian, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)及びフロランス・パルリ・フランス共和国軍事大臣(H.E. Ms. Florence Parly, Minister for the Armed Forces of the French Republic)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。なお,表敬には,河野太郎外務大臣,小野寺五典防衛大臣及び西村康稔内閣官房副長官が同席しました。

1 安倍総理大臣から,北朝鮮は,今やパリまで射程に入る弾道ミサイルを発射するなど,欧州全体にとって重要な脅威となっている旨述べた上で,北朝鮮問題を始めとする国際社会の課題に対し,今次日仏外務・防衛閣僚会合で具体的な協力が進展することを期待する旨述べました。

2 これに対し,ル・ドリアン大臣から,日本はフランスにとって定期的に毎年外務・防衛閣僚会合を行っている唯一の国である旨述べた上で,日仏間で安全保障・防衛分野の協力を始めすべての分野で協力が進捗していることに歓迎の意を表しました。また,パルリ大臣からも,安全保障・防衛分野の協力が進展していることに対する高い評価が示されるとともに,昨年5月の日仏英米共同訓練に触れつつ,共同訓練の実施,装備品開発等,日仏で更に緊密に協力していきたい旨の発言がありました。

3 また,北朝鮮情勢についても意見交換を行い,国連安保理決議の完全な履行を含め,日仏両国で,あらゆる手段により圧力を最大限まで高めていくことで完全に一致しました。加えて,海洋における法の支配の重要性について一致しました。

4 その他,安倍総理大臣から,日仏友好160年の本年,パリで「ジャポニスム2018」が開催される旨述べ,安保・防衛分野のみならず,文化・経済等の幅広い分野で日仏協力を一層強化させたい旨述べました。先方も,マクロン大統領も同じ意見であるとして賛意を示しました。


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