トルクメニスタン

平成29年4月30日
日・トルクメニスタン外相会談1
日・トルクメニスタン外相会談2

 4月30日17時(現地時間)から約120分間,トルクメニスタンを訪問中の岸田文雄外務大臣は,メレドフ副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Rashid MEREDOV, Minister of Foreign Affairs of Turkmenistan)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 メレドフ副首相兼外務大臣から,岸田大臣を歓迎するとともに,両首脳の往来を始めとする近年の両国間の交流の活性化を歓迎しました。岸田大臣から,日・トルクメニスタン外交関係樹立25周年の節目に日本の外務大臣として初めてトルクメニスタンを訪問できたことを嬉しく思う旨述べた上で,「中央アジア+日本」対話の議長国としてのトルクメニスタンの尽力に謝意を表明しました。

2 二国間関係

 岸田大臣から,2015年の安倍総理訪問時首脳間合意(PDF)別ウィンドウで開くの着実な履行が最重要課題である旨述べた上で,各種経済案件や人材育成分野における協力について意見交換を行いました。メレドフ副首相兼外務大臣から,近年二国間関係はダイナミックに発展しており,政治対話,貿易経済,文化・人的交流の諸分野で更に関係を強化させたい旨の発言がありました。
 また,両外務大臣は,二国間投資協定交渉の開始につき合意し,両国の経済関係を一層強化していくことで一致しました。

3 地域情勢

 北朝鮮情勢に関し,岸田大臣から,国連安保理にて北朝鮮の非核化についての議論が行われた直後に北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射したことは,国際社会に対する正面からの挑戦であり,断じて容認できない,北朝鮮に核・ミサイル計画を放棄させるため,安保理決議(PDF)別ウィンドウで開くの完全な実施を含め,協力していきたい旨述べました。また,岸田大臣から拉致問題について理解と支持を求めました。これに対し,メレドフ副首相兼外務大臣からは,両国の原則的立場は共通しており,日本と協力したい旨の発言がありました。
 また,両外務大臣は,核軍縮・不拡散,アフガニスタン情勢についても意見交換を行いました。


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