安倍総理大臣

平成26年2月5日
(写真提供:内閣広報室)
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 本5日,午後6時50分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は実務訪問賓客として来日中のディディエ・ブルカルテール・スイス連邦大統領兼外相と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。また,両首脳は,首脳会談後,航空自由化を促進するための交換公文の署名を行い,共同記者発表を行いました。

1 冒頭

 安倍総理より,日本とスイス両国は修好通商条約締結以来150年間,一貫して友好的関係を維持してきたことに触れ,今後も世界の平和と安定に向け両国が協力していくことが重要である旨述べました。

2 二国間関係

 安倍総理より,皇太子殿下やブルカルテール大統領が日本・スイス国交樹立150周年の名誉総裁に就任されたことに触れ,同周年行事を大いに盛り上げていきたい旨述べました。また,両首脳は,経済連携協定(EPA)や社会保障協定の締結等,日スイス関係は順調に発展しており,今回の航空自由化を促進する交換公文の署名は,ビジネス・人的交流の更なる発展に資するものとの認識を共有しました。

3 国際場裡での協力

 安倍総理より,「積極的平和主義」の立場から,これまで以上に地域及び国際社会の平和と安定に寄与していく旨説明しました。また,安倍総理より,スイスはEU3+3やジュネーブ2をホストするなど,国際人道主義や軍縮・不拡散,防災といった様々な諸課題でイニシアティブを発揮していることに触れ,両国が国際場裡で協力を深める余地は大きい旨述べました。ブルカルテール大統領からは,両国は国際情勢についての立場が近く,協力を強化したいとの考えを示しました。

4 その他

 安倍総理より,女性の活力の活用を急速に推進したスイスの知見は日本にとって大いに参考になる,女性が働きやすい環境を整えることはアベノミクスの重要な柱である旨述べました。また,両首脳は,世界での「女性が輝く社会」の実現に向け両国で協力していくことで一致しました。


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