核軍縮・不拡散

令和2年1月14日

 令和元年12月4日及び5日,ウィーンにおいてワッセナー・アレンジメント(WA)の第25回総会が開催されました。総会後に発表された議長声明(英語) (PDF) Open a New Windowのポイントは以下のとおりです。

  1. 2019年,WAは,通常兵器及び関連汎用品・技術の移転に係る透明性と,より大きな責任を促進することにより,国際及び地域の安全と安定に貢献する努力を継続した。WA参加国は,拡散上機微な輸出の効果的な管理及び規制リストの更新・改正に引き続き協力した。
  2. WA参加国は,サイバー戦に関するソフトウェアや高性能集積回路のための基板製造技術を含む多数の分野の新たな輸出管理品目を採択した。
  3. WA参加国は,審査及び執行に係るプラクティスに関する経験を共有し,各国の輸出管理の実施を強化する方策について議論した。
  4. WA参加国は,ミサイル輸出管理レジーム(MTCR)及び原子力供給国グループ(NSG)との規制リストに関する技術的協議を含む,アウトリーチ活動を継続した。また,WA事務局による地域的・国際的な機関のアウトリーチ活動との連携を確認した。
  5. 次回のWA総会は,2020年12月にウィーンで開催される予定。クロアチアが2020年の総会議長を務めることとなり,また,ウクライナが一般作業部会,ラトビアが専門家会合,イタリアが審査官・執行官会合の各議長国を務める。

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