核軍縮・不拡散

令和元年8月23日
  1. 本年8月26日に原子力又は放射線の緊急事態時の準備及び対応(EPR)強化を目的とした,原子力発電所緊急事態の概要、原子力緊急事態時の防護措置などに係るIAEAワークショップを東京において開催します。このワークショップには,日本政府から28名が参加予定です。
  2. また、引き続き8月27日から8月30日にかけて,福島県内に指定された国際原子力機関(IAEA)の緊急時対応援助ネットワーク(RANET)の研修センター(CBC)において,我が国の地方自治体を対象に,EPRの強化を目的とした,IAEAの原子力安全に関する指針,原子力又は放射線緊急事態における公衆への情報伝達,緊急事態に備えた訓練及び演習,東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓等についてのIAEAワークショップを開催します。このワークショップには,全国の地方自治体等から,14名が参加予定です。
  3. 今回のワークショップを通じ,我が国とIAEAの協力が一層強化され,また,国際的なEPRの更なる強化に貢献していくことが期待されます。

(参考)RANET
 原子力又は放射線の緊急事態発生時に,要請に応じて国際的な支援を行う枠組み。2000年9月のIAEA総会決議を受けて,原子力事故援助条約の運用上の手段としてIAEA事務局により設立された。2019年8月現在,RANET参加国は34か国。


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