核軍縮・不拡散

令和7年9月24日
第1回FMCTフレンズ外相会合に出席する岩屋外務大臣
第1回FMCTフレンズ外相会合出席者と記念撮影する岩屋外務大臣
第1回FMCTフレンズ外相会合の様子

 現地時間9月24日午後4時45分(日本時間同日午前5時45分)から約45分間、国連総会に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の岩屋毅外務大臣は、第1回核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)フレンズ外相会合を開催したところ、概要は以下のとおりです。
 なお、我が国は、「核兵器のない世界」の実現に向けた現実的・実践的な取組の一つとしてFMCTを重視しています。2023年G7広島サミットにおいて発出した「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」において、FMCTへの政治的関心を再び集めることを全ての国に強く要請し、そのための取組の一環として、昨年、関係国と共に、「FMCTフレンズ」を立ち上げました。本会合は、「FMCTフレンズ」立ち上げ後の最初の外相会合となります。

  1. 岩屋外務大臣は、冒頭挨拶において、北朝鮮による核・ミサイル開発の一層の進展や一部の国による不透明で急速な核戦力の増強が続いていることを含め、現下の厳しく複雑な安全保障環境に言及しつつ、核兵器用核分裂性物質の生産禁止を通じて核兵器に量的制限をかけるFMCTの意義を訴えました。そして、国際的な核軍縮・不拡散体制への信頼を堅持し、対話と協調を通じて、政治的意志を同条約の即時交渉開始に結実させることを呼びかけました。
  2. 続いて、ペニー・ウォン豪外相、マリア・テレサ・ラザロ比外相、モハメド・アブバカル・ナイジェリア国防大臣、クリス・エルモア英国連担当大臣等、参加国代表(注)による発言が行われました。その後、中満泉国連事務次長兼軍縮担当上級代表が国連代表として挨拶を行いました。会合では、FMCTフレンズ国間で、共同声明が採択されました。

(注)米国はオブザーバーとして参加。

(参考1)

 岩屋外務大臣の冒頭挨拶(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)

 共同声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


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