南スーダン共和国
日・南スーダン外相会談
平成28年8月27日


本26日18時30分から約25分間,第6回アフリカ開発会議(TICADVI)に参加するためにナイロビを訪問中の岸田文雄外務大臣は,デン・アロール・クオル南スーダン外務・国際協力大臣(Hon. Deng Alor Kuol, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で日・南スーダン外相会談を行ったところ,概要は次のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣から,初めてのアフリカ開催となるTICADを協力して成功させたい旨述べました。これに対してデン・アロール大臣は,TICADは極めて重要な会議である旨述べました。
2 デン・アロール大臣は,日本は南スーダンにおいて多くのことをしてくれており,JICA(国際協力機構)の名前は南スーダンの誰もが知っていると述べつつ,経済協力案件の早期再開への期待を表明しました。
3 岸田大臣からは,7月にジュバにおいて治安が悪化し,在留邦人にも危険が迫ったことは遺憾である旨述べつつ,支援活動の前提としての安全確保の必要性を強調しました。また,衝突解決合意履行が重要であるとの考えを述べ,国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の活動への完全な協力を求めました。同時に,岸田大臣は,リオ五輪に初出場した南スーダン選手団の派遣を日本が支援したことに触れつつ,若者に希望を与え,国の平和を希求する努力を引き続き支援したい旨述べました。
4 このほか,両大臣は,安保理改革を含む国際場裡における協力等に関し,意見交換を行いました。