国連外交

国連エボラ出血熱流行対応ハイレベル会合
安倍総理大臣スピーチ

於:国連本部第2会議室

平成26年9月25日

英語版 (English)

ご列席の皆様
 
まずは、エボラ出血熱が奪った尊い命に対し、心からお悔やみを申し上げます。
 
ただ今アフリカの指導者の方々の心打つ演説を拝聴しました。皆様の貢献に感謝いたします。今年初めにコートジボワールを訪問し、ウワタラ大統領、サーリーフ大統領、コロマ大統領を交え、この地域の発展のために話し合ったことを思い起こしました。
 
それからわずか半年です。
 
エボラ出血熱の猛威がリベリア、シエラレオネ、ギニアを容赦無く襲い、国の経済、安定を脅かしていることに衝撃を受けています。
 
犠牲者の多くは看護にあたっておられる女性であることに心が引き裂かれる思いです。
 
私は現場でエボラ出血熱に果敢に立ち向かっている全ての方々に心から賞賛と敬意を表します。我々はこの勇気に報いるべきです。
 
何としてもエボラ出血熱の流行に終止符を打たねばなりません。日本としても能うかぎりのことをする決意であります。
 
日本は引き続き「人間の安全保障」の考え方に基づき,アフリカでの保健分野の支援を主導しています。昨年TICAD Vで表明した総額5億ドル支援は着実に実施しています。医療従事者12万人のトレーニングも開始しました。
 
流行が始まってからは矢継ぎ早に何度も支援を行ってきました。医療専門家も4度現地に派遣しました。日本企業が開発した感染後の治療に効果が見込める候補薬品を提供する用意があることも発表しました。
 
私は国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)を創設した潘事務総長のイニシアティブを全面的に支持します。また、これまでの取組を強化するため、新たに4000万ドルの支援を行うことを、この場でお約束します。個人防護具や車両の供与、医療関係者の更なる派遣も検討しています。
 
この危機は、国連安保理決議も示したように、世界の平和と安全に関わる喫緊の課題です。
 
アフリカの繁栄なくして世界の繁栄はありえません。
 
日本はこれまでにも増して、アフリカとともに歩んでいく決意であります。

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