パプアニューギニア独立国
日・パプアニューギニア首脳会談
平成28年5月28日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
28日正午過ぎから約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,G7伊勢志摩サミット・アウトリーチ会合に出席するために来日中のピーター・オニール・パプアニューギニア独立国(以下「PNG」)首相(The Honourable Peter O’Neill, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 安倍総理から,太平洋諸島フォーラム(PIF)議長としてのサミットへの出席・貢献・日本とG7の取組みへの支持に感謝するとともに,首脳の相互訪問を踏まえ,両国・両国民の友好関係を今後も共に強化させたい旨述べました。
- これに対し,オニール首相から, 太平洋島嶼国の代表としてサミットに招待いただき感謝する、世界の持続的な経済成長と地域の各国への支援等の成果を上げられたことに敬意を表する,また,「質の高いインフラ輸出拡大イニシアティブ」を含む日本のG7,国際社会での取組を支持している旨述べました。
- 両首脳は,LNG事業や漁業等の経済分野での協力を確認しました。
- 安倍総理から,質の高いインフラ整備や人材育成を通じ,PNGの持続可能な発展に引き続き貢献する旨表明しました。更に,今般,PNGにおける干ばつ被害に対し国連世界食糧計画(WFP)を通じた100万ドルの無償資金協力を行うこと,また,2018年にPNGで開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)関連会合の成功に向けた努力を後押しすべく,行政官の能力支援,楽隊への楽器供与を新たに決定したことを伝達するとともに,引き続き防災・気候変動分野を含む幅広い分野でPNGを始めとする大洋州地域を支援していく旨述べました。
- これに対し,オニール首相から,PNGの経済社会開発を進めていきたい、その意味でも日本の各種支援に改めて感謝する旨述べ,日本との貿易・投資関係の更なる発展への期待が表明されました。
- 両首脳は,本年に開催が予定される太平洋・島サミット(PALM)第3回中間閣僚会合に向け協力することを確認すると共に,安保理改革を含む国際場裡における協力等につき意見交換を行い,太平洋における「海における法の支配」の重要性を確認しました。