フィジー共和国

令和元年6月7日

 6月5日から7日まで(現地時間同日。以下同),薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官(総理特使)は,外務省,経済産業省,国土交通省,海上保安庁,防衛省,JETROの関係者と共に,フィジー共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 バイニマラマ首相との会談

(1)6日,薗浦補佐官は,ジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ首相(Hon. Rear Admiral (Retired) Josaia Voreqe Bainimarama, Prime Minister of the Republic of Fiji)と会談を行いました(フィジー側からは,首相府次官等同席)。

(2)薗浦補佐官から,安倍総理大臣からの親書を手交しつつ,自由で開かれたインド太平洋の維持・強化のため,フィジーを始めとする太平洋島嶼国との関係強化にオールジャパンで取り組んでいく,今回の訪問を契機に,日・フィジー関係を一層発展させていきたい旨述べました。これに対し,バイニマラマ首相から,自由で開かれたインド太平洋の構想に対して改めて力強い支持を表明するとともに,同構想の下で協力を進めていきたい旨述べました。また,バイニマラマ首相から,日本の太平洋・島サミット(PALM)プロセスは非常に重要であり,フィジーとしても連携していきたい旨述べました。

(3)双方は,海洋,連結性,防災気候変動,貿易・投資・観光等幅広い分野における意見交換を行い,重層的な日・フィジー関係の発展に向け,引き続き,協力していくことで一致しました。

(4)双方は,北朝鮮情勢を含む国際場裡の協力についても意見交換を行いました。

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    左:薗浦総理補佐官,右:バイニマラマ首相

2 セルイラトゥ防衛・国家安全保障・外務大臣との会談

 同日,薗浦補佐官は,イニア・バティコト・セルイラトゥ防衛・国家安全保障・外務大臣(Hon. Inia Batikoto Seruiratu, Minister for Defence, National Security and Foreign Affairs)と会談を行い, 日・フィジー関係及び北朝鮮情勢を含む国際場裡の協力について幅広く意見交換を行いました。

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    左:薗浦総理補佐官,右:セルイラトゥ防衛・国家安全保障・外務大臣

3 ウサマテ・インフラ・運輸・国家災害管理・気象サービス大臣との会談

 また,薗浦補佐官は,チョネ・ウサマテ・インフラ・運輸・国家災害管理・気象サービス大臣(Hon. Jone Usamate, Minister for Infrastructure, Transport, Disaster Management and Meteorological Services)と会談を行い,質の高いインフラ整備や,防災に関する具体的な協力の拡大について議論しました。

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    左:ウサマテ・インフラ・運輸・国家災害管理・気象サービス大臣,右:薗浦総理補佐官

4 その他

 薗浦補佐官は,南太平洋大学や海軍施設を視察したほか,在留邦人との昼食会に出席しました。


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