大韓民国
日韓外相会談
平成31年2月15日


2月15日午前10時半(現地時間)から約50分間,ミュンヘン安全保障会議出席のためドイツ・ミュンヘンを訪問中の河野外務大臣は,康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官と日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。
1 河野大臣から,旧朝鮮半島出身労働者問題について,原告の一部による日本企業の資産差押えに向けた動きについての懸念を伝えるとともに,韓国側による適切な対応を改めて求めた。また,河野大臣から,日韓請求権協定に基づく協議に応じるよう,改めて求めた。
さらに,河野大臣から,かつて韓日議連会長も務めた文喜相(ムン・ヒサン)韓国国会議長による発言について,日本の立場を改めて伝達した。
加えて,河野大臣から,厳しい日韓関係の現状に鑑み,「3.1独立運動100周年」についての懸念を伝達した。
2 北朝鮮問題について,両外相は,第2回米朝首脳会談の準備状況及び日韓それぞれの考えについて意見交換を行い,米朝首脳会談が意味のあるものとなるよう,日韓,日韓米で引き続き緊密に連携していくことを確認した。
3 両外相は,今後とも,外相同士を含め,外交当局間で更に意思疎通を緊密にしていくことの重要性で一致した。