大韓民国
日韓外相会談
平成31年1月23日


23日午前10時頃(現地時間)から約1時間,世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)出席のためスイス・ダボスを訪問中の河野外務大臣は,康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。
1 日韓関係
河野大臣から,旧朝鮮半島出身労働者問題について,我が国の基本的な立場に基づき改めて提起し,韓国側による適切な対応を求めた。特に,韓国政府に対して先般要請した日韓請求権協定に基づく協議において,早期に解決したい旨述べた。
さらに,レーダー照射事案につき,河野大臣から,21日に日本側から発表した見解は最終的なものである旨述べた。また,23日の哨戒機事案について,河野大臣から,当該哨戒機は韓国側が主張するような近距離では飛行していない旨指摘し,同日の韓国側による発表は遺憾である旨述べ,冷静かつ適切な対応を強く求めた。
両外相は,今後とも,外相同士を含め,外交当局間で更に意思疎通を緊密にしていくことの重要性で一致した。
2 北朝鮮問題
北朝鮮問題について,両外相は,今後開催される第2回米朝首脳会談の成功に向け,今後の方針について意見交換を行った。その上で,両外相は,朝鮮半島の完全な非核化の実現に向け,日韓,日韓米で引き続き緊密に連携していくことを確認した。