大韓民国
日韓外相会談
平成29年2月17日

2月17日午前11時35分頃(現地時間)から約30分間,ドイツ(ボン)訪問中の岸田外務大臣は,尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行ったところ,概要以下のとおり(同席者:日本側から金杉アジア大洋州局長ほか,韓国側から鄭炳元(チョン・ビョンウォン)外交部東北アジア局長ほか)。
1 岸田大臣から,昨年末に在釜山総領事館前に慰安婦像が設置されたことは極めて遺憾であり,撤去を求める旨を改めて強く申し入れた。これに対し,ユン長官からは,「大使館や総領事館前の慰安婦像の設置は国際的な礼譲に鑑み適切ではない」旨の発言があり,韓国側のとっている措置について説明があった。両者は一昨年末の合意を着実に実施することが重要との認識を再確認した。また,岸田大臣から,竹島に上陸し,慰安婦像を設置する動きは受け入れられない旨を強く申し入れるとともに,平昌2018オリンピック・パラリンピック組織委員会のホームページの記述についても提起した。
2 北朝鮮問題について,両外相は,前日の日米韓外相会合でも確認したとおり,引き続き緊密に連携していくことで一致した。