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平成29年2月16日
日米韓外相会合1
日米韓外相会合2
2月16日17時30分(現地時間)から約35分間、岸田文雄外務大臣は、ドイツ・ボンにおけるG20外相会合の機会をとらえ、レックス・ティラソン米国務長官及び尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官との間で、平成28年9月の国連総会以来、約5か月ぶりとなる日米韓外相会合を開催したところ、概要以下のとおり。
なお、会合終了後、日米韓外相共同声明(仮訳(PDF) / 英文(PDF))が発出された。
  1. 会合では、12日の北朝鮮による弾道ミサイル発射や金正男(キム・ジョンナム)殺害を踏まえ、北朝鮮をめぐる問題に議論の時間の大半が割かれた。
  2. 岸田大臣からは、日米韓三か国が団結して、新たな段階の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル問題に対して断固たる姿勢を示すとともに、国際社会の対応を主導していかなければならないことを強調し、三外相は、日米韓が緊密に連携し、北朝鮮に対して挑発行動の自制や安保理決議の遵守を強く求めていくことで一致した。
  3. 北朝鮮による拉致問題については、岸田大臣から、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる問題であり、安倍政権にとっての最重要課題であるとして、引き続き米韓両国の理解と協力を求め、両国から支持を得た。
  4. 三外相は、日米韓三か国で引き続き緊密に連携し、北朝鮮をめぐる問題を含め、地域の平和と安定のために積極的に貢献していくことで一致した。

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