安倍総理大臣
日モンゴル首脳会談,署名式及び総理主催夕食会



1 日モンゴル首脳会談
本22日午後6時30分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ツァヒャー・エルベグドルジ・モンゴル大統領と首脳会談を行いました。その概要は以下のとおりです。
(1)日モンゴル関係総論
冒頭,安倍総理大臣は大統領の訪日を歓迎するとともに,経団連とモンゴル政府が共催し,エルベグドルジ大統領が出席したモンゴル・ビジネス・フォーラムを契機として両国経済関係が一層強化されることを期待する旨述べました。エルベグドルジ大統領からは,両国関係の緊密化を喜ばしく思っている旨述べ,今回のビジネス・フォーラムが盛況であり,両国経済関係の更なる進展に向け日本側参加者との間で有益なやり取りができたことに満足の意を表明しました。
(2)経済分野
双方は,日モンゴル経済連携協定(EPA)交渉が大筋合意に達したことに満足の意を表明した上で,「戦略的パートナーシップ」を更に強化するため,経済分野での協力の強化が重要である点で一致し,今後更に,互恵的かつ相互補完的な関係を深めていく決意を表明しました。安倍総理大臣は,「モンゴルの輸出と産業多角化を促進するためのエルチ・イニシアティブ・プラス」(PDF)を提案するとともに,モンゴル側からの要請を踏まえ,経済アドバイザー派遣を含む支援を通じて,モンゴルの中長期的な経済政策の策定を後押しする意向を表明し,エルベグドルジ大統領から感謝の意が表明されました。
(3)政治安全保障
安倍総理大臣から,我が国の安全保障政策等につき説明し,双方は,国際社会の平和と安定に貢献するために緊密に協力していくことで一致しました。
また,双方は,北朝鮮を含む東アジアの地域情勢に関しても意見交換を行いました。
2 署名式及び総理主催晩餐会
首脳会談後,「日モンゴル経済連携協定交渉の大筋合意及び日本国とモンゴル国の間の貿易・投資の促進に関する共同声明」(PDF)への署名式が行われました。この後,開催された夕食会は,非常に和やかな雰囲気で行われ,観光・文化・スポーツ交流等を含む幅広い話題について意見交換が行われました。