中華人民共和国
日中外相会談
平成29年9月21日


9月21日午後3時45分頃(日本時間22日午前4時45分頃)から約45分間,国連総会ハイレベルウィークに出席するためニューヨーク出張中の河野太郎外務大臣は,王毅中国外交部長との間で,日中外相会談を行ったところ,概要以下のとおり。
1 日中関係全般
(1)双方は,本年9月29日に日中国交正常化45周年を迎えることを共に歓迎し,懸案を適切に処理しながら,更なる関係改善を進め,安定的に関係構築を進めていくことで一致した。
(2)双方は,今後の首脳往来の実現も念頭に,両国間の首脳・外相間の緊密な意思疎通が重要であるとの観点から,当面の主要外交日程について意見交換を行った。日中韓サミットについて,河野大臣から,年内に日本で開催したい旨述べ,今後,具体的に調整していくことで一致した。
(3)その中で,河野大臣から,早期に訪中したい旨述べ,王部長から,歓迎する旨の発言があり,今後,具体的に調整していくことで一致した。
(4)双方は,経済面での幅広い協力を進めていくことで一致し,日中の幅広い協力の一環として「連結性強化」を位置づけ,「一帯一路」を含め,議論していくことで一致した。
(5)双方は,日中戦略対話,日中安保対話を含め,外交当局間の協議を強化していくことの重要性を確認した。
(6)邦人拘束事案について,河野大臣から改めて提起し,前向きな対応を求めた。