報道発表

第14回日中安保対話の開催(結果)

平成28年11月28日

1 本28日(現地時間同日)午後3時30分から午後8時頃まで,約4時間30分にわたり,中国の北京の釣魚台国賓館において,第14回日中安保対話(協議及びワーキングディナー)が開催されました。日本側は秋葉剛男外務省外務審議官,横井裕駐中国大使,岡真臣防衛省防衛政策局次長ほか,中国側は,孔鉉佑(こう・げんゆう)外交部部長助理,慈国巍(じ・こくぎ)国防部国際軍事協力弁公室副主任ほかが出席しました。

2 同対話においては,(1)両国の安全保障政策及び防衛政策(2)安全保障・防衛分野における協力・交流,並びに(3)国際社会と地域の安全保障情勢等について,率直な意見交換が行われました。

3 日中双方から,相互理解増進の観点から,それぞれの安全保障政策及び防衛政策について説明を行い,それを踏まえて意見交換が行われました。この中で,日本側からは,日本の平和安全法制についての説明や,日米同盟のあり方について説明を行うとともに,中国の安全保障政策における透明性の向上等について働きかけました。

4 また,日中防衛交流,平和維持活動(PKO),テロ情勢,地域情勢についても,日中両国でいかなる協力がなし得るかとの観点から,率直な意見交換が行われました。

5 双方は,来年の日中国交正常化45周年及び再来年の日中平和友好条約40周年という節目を念頭に,日中関係を改善させていくとの観点からも,この対話を始めとする日中間の対話を通じて,安全保障面における相互信頼と相互理解を深化させていくことが重要であるとの認識で一致しました。


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