ODAとは? 援助政策

ポスト2015年開発目標(ポストMDGs)

 ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年が迫る中,現行MDGsの達成に向けた取組を加速させる一方で,2015年より先の国際開発目標(ポストMDGs)の策定に向けた国際社会での議論が始まっています。

 ポスト2015年開発目標の策定は,今後の国際社会の在り方を規定する重要な課題です。我が国は,人間の安全保障の理念に立脚し,真に効果的な枠組みが策定されるよう,様々な形で国際社会の議論を主導しています。引き続き,関係する国際機関との連携を深めつつ,我が国として貢献していく考えです。


<国連における取組>

  1. ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネル
     潘基文国連事務総長は,ポスト2015年開発目標に関する諮問グループとして,ハイレベルパネルを立ち上げ,7月31日にメンバーを発表しました。キャメロン英首相,ユドヨノ・インドネシア大統領,ジョンソン=サーリーフ・リベリア大統領を3共同議長とし,国連加盟国政府,民間セクター,学識者,市民社会活動家らから,地理的な及び男女のバランスに適切な配慮をして27名が選ばれています。
     メンバーは個人の資格でパネルに参加して,ポスト2015年開発目標のビジョンや方向性につき議論し,2013年5月末に事務局長に報告書を提出する予定です。
  2. 国連タスクチーム
     国連の内部では,2011年の冬から,開発に関連する国連の全機関を含み,また世界銀行も加わる形で,ポスト2015年開発目標について検討するタスクチームが立ち上がっています。タスクチームは,国連開発計画(UNDP)と国連経済社会局(DESA)が主導しており,2012年5月には,タスクチームの報告書(他のサイトヘ)も発表されています。
  3. 各種コンサルテーション
     UNDPが主導して,100以上の国別コンサルテーションや,11のテーマ別コンサルテーション(他のサイトヘ)を世界各地で行い,多様な関係者からの意見をとりまとめようとしています。
     第1回目のテーマ別コンサルテーションは,成長と雇用に関する会合(他のサイトヘ)で,外務省,JICA,UNDP及びILOの共催により,2012年5月に東京で開催されました。政府関係者のみならず,学識者,市民社会団体,経済団体や労働組合からの参加者が,活発に意見交換を行いました。
  4. 持続可能な開発目標(SDGs)のポスト2015年開発目標への統合
     2012年6月に開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)において,MDGsを補完するものとして,持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)を設定することについて議論されました。
     具体的な内容についてはまだ決まっていませんが,リオ+20で決定されたのは,次の2点です。
     (1)30か国によるオープン・ワーキング・グループ(OWG)を設置し議論すること
     (2)SDGsは,ポスト2015年開発目標に整合的なものとして統合されるべきこと
     持続可能性は,ポスト2015年開発目標において重要な要素になると考えられています。

<我が国の取組>

  1. MDGsフォローアップ会合の開催
     2011年6月2~3日に,東京においてMDGsフォローアップ会合を開催し,ポスト2015年開発目標に関する国際的な議論をキックオフしました。
  2. ポスト2015年開発目標に関するコンタクト・グループの主催
     約20か国の政府関係者,主要国際機関,研究機関,市民社会団体,民間セクターの大使・局長級の政策担当者が,非公式に政策対話を行う場としてコンタクト・グループを立ち上げ,活発な意見交換を行っています。
     議論の結果は,議長ノートとしてとりまとめ,ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネルにインプットしています。

     2011年12月 第1回会合(於:NY)
     2012年2月 第2回会合(於:メキシコシティー)
     2012年5月 第3回会合(於:東京)
     2012年9月 第4回会合(於:NY)
     →第4回会合までの議論をまとめた暫定議長ノート(要約版:英文)(PDF)を発表
     2012年12月 第5回会合(於:イスタンブール)
     2013年3月 第6回会合(於:NY)(予定)
  3. 第67回国連総会におけるサイドイベントの開催
     2012年9月25日(NY現地時間),国連総会の機会に,我が国が主導して,ポスト2015年開発目標に関するサイドイベントを開催しました。市民社会,研究機関,若者,民間セクターの代表が,ハイレベルパネルのメンバーと自由な対話を行い,500名以上の参加がありました。議論の土台として,コンタクト・グループの暫定議長ノート(要約版)が活用され,サイドイベントの議論の内容は,同日午後に開催されたハイレベルパネル第1回会合でも反映されました。
  4. IMF・世銀年次総会東京会合における公式セミナーの開催
     2012年10月には,IMF・世銀年次総会東京会合の機会に,外務省,JICA及び世銀グループの共催で,ポスト2015年開発目標に関する公式セミナーProgram of Seminars)を開催しました(動画はこちら(他のサイトヘ))。ジョンソン=サーリーフ大統領や,キム世銀新総裁,クラークUNDP総裁らとともに,我が国からは田中明彦JICA理事長が参加し,約500名の聴衆を得て,活発な議論を行いました。

Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る