日本の国際協力(ODAと地球規模課題への取組)

ODA(政府開発援助)

 ODAとは,Official Development Assistance(政府開発援助)の頭文字を取ったものです。政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので,開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による公的資金を用いた協力のことです。ODAは開発途上国の安定と発展への貢献を通じて,国際社会の平和と安定に重要な役割を果たしています。ODAは,国際平和に依拠し,資源・食料を海外に依存する日本にとって,国民の生活を守り自国にとって好ましい国際的環境を構築するなど,国民の利益の増進にも貢献しています。

人間の安全保障

 紛争やテロ,貧困,感染症,環境汚染や気候変動といった様々な脅威に直面している人々が恐怖や欠乏に苛まれることなく,尊厳をもって平和に生活できる世界を実現していくことは,日本を取り巻く国際環境を安定的なものとし,日本自身の平和と繁栄を維持していく上でも欠かせません。そうした観点から,日本は,一人ひとりの人間に着目し、保護と能力強化を通じて人間それぞれの持つ豊かな可能性を実現し,人づくり,社会づくりをもって国作りを目指す「人間の安全保障」の理念の普及及び実践に向けた取組を進めています。

ミレニアム開発目標(MDGs)

 ミレニアム開発目標(MDGs)とは,2015年までに国際社会が貧困削減や保健・教育等の開発分野において達成すべき共通の目標です。日本は二国間及び国際機関経由のODAなどを効果的に活用し,MDGsの達成に積極的に貢献してきています。

防災

 世界では,毎年2億人もの方々が被災し,自然災害による経済的損失は,年間平均1000億ドルを超えると言われています。自然災害により,長年の開発努力,あるいはまちづくりの努力が一瞬で水泡に帰してしまいます。日本は,東日本大震災をはじめとする過去の災害を教訓としながら,災害に負けない強靱な社会の構築や,開発と国際協力における防災の主流化を進めるとともに,様々な分野における防災の取組を総合的に推進していく「21世紀型の防災」の国際的取組を推進しています。

環境・気候変動

 気候変動や生物多様性の損失を含む地球環境問題は人類の生存に対する深刻な脅威です。日本は,地球環境の保全は地球の未来に対する我々の責任であると認識し,外交上の重要課題として取り組んできています。

保健・医療

 従来,開発途上国が抱える保健・医療課題は,日本国内の課題とは異なっていました。しかし,新型インフルエンザや生活習慣病,高齢化などは今日国内外共通の課題となり,これらへの対応は急務です。日本はこのような課題への対応やミレニアム開発目標達成のための多くの知見を有しています。現在は,新国際保健政策2011-2015のもと,国内外の様々な関係者と協力しながら,新たな取り組みを進めています。

科学技術・宇宙

 気候変動,感染症などの地球規模の課題に取り組む上で科学技術は大きな役割を果たすため,日本が有する世界トップレベルの科学技術,宇宙開発技術と外交政策を相互に連携させる「科学技術外交」・「宇宙外交」を推進しています。

人道支援

 人道支援とは,一般に,人道主義に基づき人命救助,苦痛の軽減及び人間の尊厳の維持,保護のために行われる支援であり,緊急事態への対応だけでなく,災害予防,救援,復旧・復興支援等も含まれています。日本は,「人間の安全保障」を外交政策の柱の一つに掲げる国として,人道危機をめぐる近年の状況変化を踏まえつつ,人道支援を適切かつ積極的に行っています。

労働

 労働は,社会を形成する人間の根本的な営みの一つですが,現在,世界の失業者は約2億人に達しており,厳しい雇用情勢が続いています。日本は,アジア地域における技術協力や,国際労働機関(ILO)の理事国としての取組等を通じて,世界の労働問題の解決のために大きな役割を果たしています。

その他のトピックス

 日本は様々な枠組を通じて,地球規模課題に取り組んでいます。


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