重点政策・分野別政策 分野別開発政策

水と衛生

分野をめぐる国際潮流日本の取組実績関連資料リンクFAQs

>>概況
>>関連国際会議等
Last Updated: 2014. 12. 11

水と衛生分野をめぐる国際潮流

概況

 水と衛生は、国連ミレニアム開発目標(MDGs)のターゲットの1つ。世界で約8億8,400万人が安全な飲料水を利用できず、約26億人が基本的な衛生施設を利用できない。水と衛生の欠乏より、例えば、毎年約180万人の子供が下痢のために死亡し、毎年のべ4億4,300万日の子供の授業日が失われているとされる。

 しかし、2015年までに、安全な飲料水及び衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減するというMDGs達成に向けた改善は必ずしも順調ではなく、現在の動向が続けば、特に衛生施設のターゲットはサハラ以南アフリカ及びアジアの多くの国で達成軌道から外れ、世界全体でターゲットには10億人届かない。

(出典:WHO/UNICEF共同モニタリングプロジェクト報告書(2010年)、UNDP「人間開発報告書2006」)


©I.Fukuzawa

 世界保健機構(WHO)と国連児童基金(UNICEF)が作成した「Progress on Sanitation and Drinking-water: 2010 Update」(2010年)の推計によると、上水道や井戸などの安全な水を利用できない人口は2008年に世界全体で約8億8,400万人おり、そのうち、半分以上(約4.8億人)がアジアに、約3.3億人がサハラ以南アフリカに暮らしています。また、世界で約26億人が下水道などの基本的な衛生施設を利用できない状況にあり、そのうち72パーセント(約19億人)がアジアに、21パーセント(約5.7億人)がアフリカに暮らしています。

 水と衛生は人の生命と生活に関わる重要な問題です。国連開発計画(UNDP)が作成した「人間開発報告書2006」によると年間約180万人の子供が下痢のために死亡しています。これは、世界で2番目に多い子供の死因です。また、水関連の病気により年間のべ4億4,300万日の子供たちの授業日が失われ、何百万もの女性が水汲みに毎日数時間を費やしています。

 このような状況を反映し、国連は、ミレニアム開発目標(MDGs)の中で「安全な飲料水及び基本的な衛生施設を継続的に利用できない人の割合を2015年までに半減する」という目標を掲げるとともに、2005~2015年を「『命のための水』国際行動の10年」として様々な取組を進めています。例えば、国連持続可能な開発委員会(CSD: UN Commission on Sustainable Development)は、2004~2005年に水、衛生施設及び人間居住を特定テーマとして取り上げ集中的に討議し、2005年4月に「政策決定文書」を発表しました。また、国連「水と衛生に関する諮問委員会」は、2004年7月の設立以降、2010年6月までに14回開催され、第4回世界水フォーラム(2006年3月)の機会に「橋本行動計画(Hashimoto Action Plan)」を発表しました。この提言の一つを受け、日本等が主導して2006年12月に国連総会で採択された「2008年国際衛生年」は、世界各地でより良い衛生に向けた関心を高め、様々な行動を促進しました。2010年には、国連水の10年実施の中間評価として、国連総会の水に関するハイレベル対話等が行われました。

  2008年7月、G8首脳は、北海道洞爺湖サミット首脳宣言において、1)日本が推進する循環型水資源管理が決定的に重要との認識を共有し、2)エビアン・サミットで合意された「水行動計画」の実施に向けて努力を再活性化するとともに、次回サミットまでにG8水専門家により準備される進捗報告に基づき、これを再検討する、3)アフリカ及びアジア太平洋地域に特に焦点を当てる、4)国際衛生年である本(2008)年、各国政府に対して衛生へのアクセスを優先課題とするよう呼びかけることに合意しました。

  2009年7月のラクイラ・サミットにおいて、首脳はエビアン水行動計画の進捗状況に関するG8水専門家による報告を歓迎するとともに、水と衛生の確保が持続的な経済成長に不可欠であることを強調し、アフリカとのパートナーシップの強化に合意しました。

関連国際会議等

G8ムスコカ・サミット成果文書
・G8説明責任報告書(要旨抄訳(PDF)PDF)/(英語原文他のサイトヘ

G8ラクイラ・サミット成果文書
・G8首脳宣言(骨子(世界経済気候変動、開発・アフリカ)/仮訳(PDF)PDF英語原文(PDF)PDF
・G8首脳宣言別添:G8暫定説明責任報告書(仮訳(PDF)PDF)/(英語原文(PDF)PDF
・専門家グループ報告書:G8水行動計画の実施に関する進捗報告書(英文(PDF)PDF他のサイトヘ
・共同声明:水と衛生に関するより強力なG8・アフリカ・パートナーシップ(仮訳(PDF)PDF英語原文(PDF)PDF)

G8北海道洞爺湖サミット成果文書
・開発・アフリカ(骨子 仮訳 英文

G8エビアン・サミット水に関するG8行動計画

第1回G8水と衛生に関する専門家会合(概要と評価)

水と衛生に関連する国際的な動き

世界水フォーラム (第5回第4回第3回

水と衛生に関するWHO/UNICEFの共同報告書 他のサイトヘ

国連開発計画(UNDP) 他のサイトヘ
人間開発報告書2006(英文(PDF))PDF

国連水と衛生に関する諮問委員会(英文)他のサイトヘ
橋本行動計画(PDF)PDF

2008年国際衛生年(PDF)PDF背景・目的等,英文(PDF)PDF
国際衛生年(英文)他のサイトヘ
2008年国際衛生年国連事務総長報告(英文(PDF))PDF 他のサイトヘ

国連持続可能な開発委員会CSD13CSD12

第64回国連総会水に関するハイレベル対話(2010年,英文)他のサイトヘ

国連水と災害に関する特別会合(概要及び意義)(2013年3月6日開催)

石原外務大臣政務官の2014年世界水の日記念式典への出席(平成26年3月25日)

城内外務副大臣の国連水と衛生に関する諮問委員会第23回会合 水循環・水と災害特別セッションにおけるスピーチ(平成26年10月31日)

写真出典:外務省「ミレニアム開発目標MDGs」ハンドブック



Get Adobe Reader(別窓が開きます) Adobe Systemsのウェブサイトより,Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして,Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る