安倍総理大臣

安倍総理大臣のシンガポール訪問(概要)

平成26年5月31日

  • アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)
    における基調講演(写真提供:内閣広報室)
  • 日・シンガポール首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)
  • 「わざの美―現代日本の工芸」オープニング式典
    (写真提供:内閣広報室)

 安倍内閣総理大臣は,5月30日(金曜日)から31日(土曜日)までシンガポールを訪問したところ,概要以下のとおり。

1 シャングリラ・ダイアローグにおける基調演説

 30日(金曜日),安倍総理は,第13回シャングリラ・ダイアローグ(会議自体の日程は5月30日~6月1日)の開会関連行事において,基調演説を行った(基調演説概要)。

2 日・シンガポール首脳会談

 31日(土曜日)午前,安倍総理は,リー・シェンロン首相との間で会談を行った。

(1)二国間関係

 リー首相から,日本が日米同盟を基礎として,「積極的平和主義」の下,地域の平和と安定に貢献しようとしていることを歓迎する旨の評価が示された。安倍総理からは,改めて,日本が進めている安全保障政策の取組として,防衛装備移転三原則の策定や集団的自衛権等と憲法の関係についての検討につき説明した。また,両首脳は,両国の防衛当局間の協力をこれまでの実績の上に立って更に進展させることを確認した。

 安倍総理から,安倍政権の経済政策,特に成長戦略を通じた構造改革の取組と決意を述べるとともに,国家戦略特区も活用して大胆な規制改革を進めており,シンガポールからの投資を大いに歓迎する旨述べた。また,成長加速の最大の潜在力は女性の参画であり,9月に開催予定の世界で活躍する女性の国際会議にシンガポールからの参加を期待したい旨述べたところ,リー首相から,会議を支持しており,グレース・フー首相府大臣を参加させる方向であるとの表明があった。両首脳は,TPPの早期妥結の重要性につき一致するとともに,日シンガポール経済連携協定(JSEPA)の運用について,一般的な見直しを進めていくことを確認した。また,リー首相から,東日本大震災後の日本産品の輸入規制に関し,これを解除する(注:事後の当局発表によれば,福島県産品(一部を除く)の輸入停止解除等)との表明があった。安倍総理からは,クアラルンプール・シンガポール間の高速鉄道整備計画につき,日本の新幹線導入への期待を伝達した。

 文化交流では,両首脳は,シンガポールの「ジャパン・クリエイティブ・センター」も活用して,「文化のWA」プロジェクト等の文化交流を推進することを確認した。

(2)地域情勢

 両首脳は,南シナ海情勢を含む現下の地域情勢についても意見交換を行った。この中で,安倍総理からは,「法の支配」に基づく地域の安定の確保の重要性について述べるとともに,ASEANの一体となった対応への支持等,日本の基本的考えを述べた。

 また,安倍総理から,2015年のASEAN統合を連結性向上等についてできる限り支援する旨述べたのに対し,リー首相からは日本の支援への評価が示された。

3 視察

(1)安倍総理は,30日(金曜日)午後,統合型リゾート(IR)(マリーナ・ベイサンズ及びリゾートワールド・セントーサ)の視察を行った。

(2)31日(土曜日)午後,総理は,ジャパン・クリエイティブ・センター(JCC)を視察し,「文化のWA」プロジェクトの第一号案件となる日本の工芸展の開会式に出席した。


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