フィリピン共和国
「日・フィリピン国交正常化65周年」に際しての 菅総理大臣によるビデオメッセージ
7月28日、菅義偉内閣総理大臣は、日本とフィリピンの国交正常化65周年を記念して、ビデオメッセージを発信したところ、概要は以下のとおりです。
なお、この機会にドゥテルテ・フィリピン共和国大統領(H.E. Mr. Rodrigo R. Duterte, President of the Republic of the Philippines)もこの節目を記念するビデオメッセージ が発信されています。
【菅総理大臣ビデオメッセージ】
日本とフィリピンの国交正常化65周年、戦略的パートナーシップ10周年を、ドゥテルテ大統領、フィリピン国民の皆様と共に迎えられたことを大変嬉しく思います。
日本とフィリピンは、自由、民主、法の支配といった普遍的価値を共有する戦略的パートナーであり、両国関係は「黄金時代」を迎えています。
新型コロナとの闘いでは、この難局を乗り越えるべく、日本とフィリピンは互いに協力し、支え合っています。
フィリピン国内のインフラ整備では、我が国は、フィリピンが進める「ビルド・ビルド・ビルド」政策を官民あげて支援してきており、2017年に表明した「5年間で1兆円の官民支援」という目標を達成できたこと(注)を大変喜ばしく思います。
共に海洋国家である両国は、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が地域の平和と繁栄をもたらすという価値観を共有しており、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を引き続き、積極的に推進していきます。
長年にわたり後押ししてきた、ミンダナオ和平についても、我が国は、今後とも、和平プロセスの進捗に応じて、支援を強化していく考えです。
この記念すべき年を契機として、両国の関係がより一層深化していくことを祈念しています。
(注)ファクトシート:フィリピンの国造りに対する官民1兆円規模の支援(PDF)
[参考]
1956年7月23日、日本とフィリピンとの間でサンフランシスコ平和条約及び日比賠償協定が発効したことにより、両国の国交が正常化しました。