インドネシア共和国
日・インドネシア外相会談
ASEAN関連外相会議に出席のためシンガポールを訪問中の河野太郎外務大臣は,本3日18時(現地時間)から約25分間,ルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,7月29日にロンボク島で発生した地震被害に際しお見舞い申し上げる,今月インドネシアで開催されるアジア競技大会のインドネシアにおける聖火リレーの1番走者がルトノ大臣であったことに触れつつ,同大会の成功を祈念する旨述べました。これに対し,ルトノ大臣から,日本からのお見舞いに感謝する,引き続き二国間関係を強化していきたい旨述べました。
2 河野大臣から,ASEAN内で議論されているインド太平洋構想と,日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」との共通点として,開放性,包摂性,ASEANの中心性・一体性,法の支配などを挙げ,こうした共通点の実現に向けて連携・協力を推進していきたいとの意向を表明しました。
3 また,両大臣は, 北朝鮮問題や南シナ海を含む地域情勢・国際情勢に関して意見交換を行いました。北朝鮮問題に関して,河野大臣から, 北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,不可逆的な廃棄(CVID)の実現に向け,各国の協力が重要である旨述べ,理解を求めました。
4 会談に先立ち,河野大臣とルトノ大臣の間で贈呈品(注)の交換が行われました。
(注)河野大臣からの贈呈品はマンガデザイナーズラボ作製の日ASEAN各国外相の似顔絵。ルトノ大臣からの贈呈品はアジア競技大会のマスコットのぬいぐるみ。