ラオス人民民主共和国

令和7年1月21日
石破茂内閣総理大臣とソーンサイ・シーパンドン・ラオス人民民主共和国首相 (写真提供:内閣広報室)
石破茂内閣総理大臣とソーンサイ・シーパンドン・ラオス人民民主共和国首相 (写真提供:内閣広報室)

 1月21日、午後6時15分から約1時間、石破茂内閣総理大臣は、実務訪問賓客として訪日中のソーンサイ・シーパンドン・ラオス人民民主共和国首相(H.E.Mr. Sonexay SIPHANDONE, Prime Minister of the Lao People's Democratic Republic)と首脳会談を行いました。また、会談後、両首脳は、日・ラオス共同声明に署名するとともに、協力文書交換に立ち会い、共同記者発表を行いました。その後、引き続いて午後7時45分から約70分間、ワーキング・ディナーが行われました。

  1. 冒頭
     石破総理大臣から、日・ラオス外交関係樹立70周年という節目の年に、ソーンサイ首相の訪日を歓迎するとともに、様々な記念行事を通じ両国関係が益々発展することを期待する旨述べました。それに対し、ソーンサイ首相は、今次訪日における歓迎に感謝の意を表明するとともに、両国関係が幅広い分野で発展していることは喜ばしく、この70周年を機に、両国関係を一層強化していきたい旨述べました。さらに、両首脳は、両国の長年にわたる幅広い分野での協力関係の進展に鑑み、日・ラオス関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることで一致しました。
  2. 両首脳は、新たなパートナーシップの下、今後の二国間関係の更なる発展のため意見交換を実施しました。
    1. 両首脳は、外務次官級協議と防衛次官級協議をそれぞれ立ち上げ、政治対話を深めていくことを確認しました。
    2. 石破総理大臣から、ラオスの財政安定化及び自律的で質の高い経済発展に寄与するために、クリーン電力供給能力の潜在性発揮、東西経済回廊の補修、教育の質の向上、防災に関する協力、不発弾除去を実施する旨表明しました。これに対し、ソーンサイ首相は、日本と日本国民からのこれまでの協力、そして今後の協力に深く感謝する旨述べました。
    3.  両首脳は、青少年・地方間交流を通じ、両国の若い世代の絆を強化することで一致しました。また、両首脳は、大阪・関西万博において協力を進めることを確認しました。
    4.  両首脳は、投資、観光分野における協力の重要性も確認しました。ソーンサイ首相より日本からの短期滞在者の査証免除期間を15日から30日に延長する計画である旨述べました。
    5.  両首脳は、東シナ海・南シナ海、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮、ミャンマー、ウクライナ情勢、中東情勢を含む地域の課題への対応について緊密に連携していくことを確認し、国際情勢における協力の重要性について意見交換を行いました。
  3. 文書署名・交換式、共同記者発表
    1. 両首脳は日・ラオス共同声明に署名し、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることに合意するとともに、以下の二国間協力関連文書の交換に立ち会いました。
      ・無償資金協力「県教員研修センター整備計画」に係る書簡の交換
    2. 文書署名・交換に続いて、両首脳は、共同記者発表を行いました。
(参考)別添PDF
日・ラオス共同声明(和文概要(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(PDF)別ウィンドウで開く

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