報道発表
ラジューブ・パレスチナ・オリンピック委員会委員長(兼パレスチナ・サッカー協会会長、ファタハ中央委員会事務局長)による中曽根外務副大臣表敬
令和8年10月19日
10月19日、午前11時30分から約30分間、中曽根康隆外務副大臣は、訪日中のジブリール・ラジューブ・パレスチナ・オリンピック委員会委員長(兼パレスチナ・サッカー協会会長、ファタハ中央委員会事務局長)の表敬を受けました。
- 冒頭、中曽根副大臣は、ラジューブ委員長がスポーツ界及び政界で長年果たしてきた重要な役割に言及した上で、パレスチナで予定されている一連の選挙の実施はパレスチナの民主制度の確立に向けた重要な一歩であり、この観点から来月末に予定されていた立法評議会選挙の延期は極めて残念であるとの日本政府の立場を説明しました。また、西岸やガザ地区の不安定な状況も延期決定の理由の一つであることに理解を示しつつ、選挙の早期実施のため、パレスチナ諸派及びイスラエル政府を含む全ての関係者が建設的な対応を行うとともに、その間もパレスチナ自治政府(PA)が着実に改革を進めることへの強い期待を表明しました。これを受け、ラジューブ委員長からは、内政を含めた現地の情勢やそれに対する評価、今後の見通しについて説明がありました。
- また、中曽根副大臣は、日本の「二国家解決」への一貫した支持を再確認した上で、日本がこれまでPAと緊密に連携しつつ、「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」や「ジェリコ農産加工団地(JAIP)」といった日本独自のイニシアティブも通じ、中長期的なパレスチナの経済的自立と国づくりを後押ししてきた旨説明しました。また、ガザ再建に向けても日本は積極的な役割を果たす考えであり、PAに加え、国連安保理決議第2803号に従い暫定的な役割を果たすことが期待されている「ガザ行政国民委員会(NCAG)」とも連携する必要があると述べました。これに対し、ラジューブ委員長から、日本の長年の支援に対する謝意と今後の役割への期待が示されるとともに、アッバース・パレスチナ大統領発高市総理宛書簡が手渡されました。
- 両者は、パレスチナ情勢や日・パレスチナ関係について、スポーツを通じた交流を含め幅広い意見交換を行い、経済や外交を始めとする様々な分野で、二国間関係を一層発展させていくことで一致しました。
