報道発表
林メコン協力大使のカンボジア及びタイ訪問(結果)
令和8年6月3日
5月31日から6月2日まで、林禎二メコン協力大使は、カンボジア・タイ間の緊張緩和の後押しのための取組の一環として、カンボジア及びタイを訪問しました。
- カンボジアとの協議(1日)及びタイとの協議(2日)
林大使は、カンボジアにおいて、ラット・ダラロット国防省長官、イアット・ソピア外務国際協力省筆頭長官、タイにおいて、シリラック・ニヨム外務副次官とそれぞれ面会しました。
林大使から、両国政府要人に対し、日本は最近の緊張緩和に向けた両国間での対話の動きを歓迎する旨伝達するとともに、良好なカンボジア・タイ関係はメコン地域全体の安定と発展の基礎である旨述べつつ、両国間の関係正常化に向けた、停戦合意の着実な履行、最大限の自制及び対話を通じた平和的解決を改めて働きかけました。また、林大使と両国政府要人は、緊張緩和に向けて、日本と両国政府との間で連携を一層強化していくことで一致しました。 - 「プノンペン戦略対話」への参加(6月1日)
林大使は、カンボジア協力平和研究所(CICP)とコンラート・アデナウアー財団(KAS)が共催した「プノンペン戦略対話:戦略的分断の時代におけるASEANと地域秩序」に参加し、「大陸部東南アジアにおける国境紛争と危機管理:カンボジア・タイ紛争」のセッションに、カンボジア及びタイの参加者とともにパネリストとして登壇しました。林大使からは、メコン地域が直面する戦略的環境を踏まえ、様々なトラックでの対話の意義について強調するとともに、地域協力の重要性や日本の取組について説明しました。
(参考)カンボジア・タイ国境地帯の緊張緩和に向けた日本の支援
日本は、緊張緩和の取組の一環として、2025年8月から現在まで、紛争の影響を受けた国境地帯の両国の国民に対する人道支援や、基礎インフラの再建、避難民や帰還移民労働者の生活改善に関する支援を実施している。また、直近では国際機関を通じた地域の雇用促進・自立支援を実施するとともに、ASEAN停戦監視団の活動のための支援としてOSAを通じた停戦監視用機材を供与した。さらに、国境地帯の安定にも資する取組としてメコン地域の国際的な組織犯罪対策についての支援を実施している。
