報道発表
林メコン協力大使のタイ王国、カンボジア王国及びフィリピン共和国訪問(結果)
令和8年2月27日
2月23日から27日まで、林禎二メコン協力大使は、カンボジア・タイ間の緊張緩和のための取組の一環として、タイ王国、カンボジア王国、及びフィリピン共和国(2026年のASEAN議長国)を訪問したところ、概要は以下のとおりです。
- タイとの協議(24日)及びカンボジアとの協議(25日)
タイにおいては、ナタポン・ナークパーニット国防大臣(Gen. Natthaphon Narkphanit, Minister of Defence)、ウィチャーワット・イサラパクディー外務政務官(Mr. Vijavat Isarabhakdi, Vice Minister for Foreign Affairs)、ナリット・タートサティーラサック・タイ投資委員会長官(Mr. Narit Therdsteerasukdi, Secretary General, Office of the Borard of Investment)、カンボジアにおいては、ティア・セイハー副首相兼国防大臣(H.E. General Tea Seiha, Deputy Prime Minister and Minister of National Defense)、イアット・ソピア外務国際協力省筆頭長官(外務大臣代理)(H.E. Mrs. Eat Sophea, Permanent Secretary of State, Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation)とそれぞれ面会しました。
林大使から、両国政府要人に対し、良好なカンボジア・タイ関係はメコン地域全体の安定と発展の基礎である旨述べつつ、両国間の関係正常化に向けた、停戦合意の着実な履行、最大限の自制及び対話を通じた平和的解決を改めて働きかけました。また、林大使から、これまでの日本による協力・支援を説明した上で、緊張緩和に向けて、日本と両国政府との間で連携を一層強化していくことで一致しました。
また、両国では、日本企業関係者や国際機関関係者とも意見交換を行いました。 - フィリピンとの協議(27日)
フィリピンにおいては、レオ・ヘレラ・リム外務省政策担当次官(Mr. Leo Herrera-Lim, Undersecretary for Policy, Department of Foreign Affairs)、イグナシオ・ブリオネス・マドリアガ国防省戦略評価・計画担当次官(Mr. Ignacio Briones Madriaga, Undersecretary for Strategic Assessment and Planning, Department of National Defense)と面会しました。林大使からは、フィリピンが本年のASEAN議長国として、ASEAN停戦監視団を引き継ぐなど、停戦合意の履行メカニズムにおいて主導的な役割を果たしていることを高く評価している旨伝えました。また、林大使から、ASEANが一体となってカンボジア・タイ間の関係改善に取り組む中で、日本としても、議長国フィリピンを後押ししていく旨を述べ、両国で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。さらに、ミャンマー情勢といった地域の諸課題についても意見交換を行いました。
(参考)カンボジア・タイ国境地帯の緊張緩和に向けた日本の支援
日本は、緊張緩和の取組の一環として、2025年8月から現在まで、紛争の影響を受けた国境地帯の両国の国民に対する人道支援や紛争被害からの復興への支援を実施している。また、直近では国際機関を通じた地域の生活再建や雇用促進・自立支援、ASEAN停戦監視団への支援としてOSAを通じた停戦監視用機材の供与や、国境地帯の安定にも資する取組としてメコン地域の国際的な組織犯罪対策についての支援をそれぞれ決定した。

