報道発表
エルヴィウIAEA事務次長の訪日(結果)
令和8年2月12日
2月5日から2月10日にかけて、カリーヌ・エルヴィウ国際原子力機関(IAEA)原子力安全・核セキュリティ担当事務次長(Ms. Karine Herviou, Deputy Director General of the Department of Nuclear Safety and Security of the International Atomic Energy Agency)が訪日しました。
- 今回の訪日で、エルヴィウ事務次長は、我が国の原子力規制に係るレビューを行った総合規制評価サービス(IRRS)ミッションを閉会したほか、9日には、東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、ALPS処理水の海洋放出に関する設備やALPS処理水の測定や分析を行う施設、また廃炉に向けた取組の様子を視察するとともに、東京電力関係者との意見交換を行いました。
- さらに、エルヴィウ事務次長は、10日に国光あやの外務副大臣を表敬したほか、外務省、経済産業省、環境省及び原子力規制庁等との間で、ALPS処理水の海洋放出を含む東京電力福島第一原子力発電所の廃炉や復興再生土の活用に向けた取組、ウクライナの原子力安全・核セキュリティの確保や国際的な原子力安全強化に向けた取組等について意見交換を行いました。
- 日本政府は、今後ともIAEAと連携し、東京電力福島第一原子力発電所の状況やALPS処理水の海洋放出の安全性について、国際社会に対し、科学的根拠に基づき透明性を持って丁寧に説明し、国内外の一層の理解を醸成していくことに努めます。
(参考1)総合規制評価サービス(Integrated Regulatory Review Service (IRRS))
IAEAが、加盟国の求めに応じ、規制の枠組みや原子力、放射線、放射性廃棄物等に係る安全等の幅広い課題について総合的に評価するもの。
(参考2)ALPS処理水
ALPS処理水とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System:ALPS)を含む複数の浄化設備により、トリチウム以外の放射性物質の濃度が安全に関する規制基準値を確実に満たすように浄化した水である。海洋放出に当たっては、トリチウムについても安全に関する規制基準値を十分に満たすよう、海水で大幅に希釈する。

